時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

旅先で夜の街を見てて思うこと

2024年10月19日 | 

旅先で宿の窓からはその旅先の街の夜景が見えることがある。


熱海に旅した時に泊まった宿は海沿いの宿で、客室の窓から見える風景はオーシャンビューだった。


また、海だけではなく、海に迫る山も見え、その山と海の境目には、道路が見えた。


つまりその道路は、海沿いにくねくね走ってる道路だった。


客室の窓側にはソファとミニテーブルが設置されており、その部屋を利用する客は、窓際のソファに座って、夜景を見ることができた。


視界のメインは、海の様子だった。


だが少し視点をずらせば、海沿いにクネクネ続く道路も見ることができた。


夜も深夜になると、海沿いのクネクネ道を走る車の数は少ない。


でも、夜の海沿いのクネクネ道を見てると、深夜とは言ってもまったく車が途絶えてるわけではなく、たまに車は通っていた。


もちろん昼間よりは少なかったが。


 


深夜ゆえ、街の灯りはほとんど消えており、大半の人はもう眠っているはず。


そんな時間帯に熱海にやってくる車を見てると、ふと思うことがあった。


こんな時間に熱海の街にやってくる車の運転手は、どんな人なんだろう・・・と。


もちろん、トラックなどは、物流で熱海を通り越して関西方面に向かうのだろう。


物流で熱海に荷物を運んでくる人ではないはず。なぜなら深夜の時間帯に荷物を運んできても、受け取る人はもう寝ているはずだから。関西方面に行くのなら、関西の目的地に着くのは明け方近くであろうから、行程の途中で熱海を通過してるだけだろう。


 


だが、深夜に海沿いの道を走って熱海の街にくる、普通の車の運転手は?


元々熱海に自宅があって、東京や小田原方面から熱海に深夜にやってくる車は、単なる帰宅なのだろう。


仕事が終わるのが遅くなり、やっと深夜に熱海の自宅に帰ってきたのだろう。


仕事ではなく、単に飲んでて遅くなった場合は、飲酒運転になるから、そもそも車の運転などできないはず。


 


まあ、たいがいのケースは、仕事で遅くなって、深夜に熱海の自宅に帰ってきた人であろうとは思う。


 


 


だが、車の行き先を見てると、熱海の街に入って車を停めても、車からいっこうに出てこない人もいた。


誰か・・・例えば恋人を送りにきたのかなとも思ったが、あいにく車からは誰も降りない。もし恋人を送りにきたのなら、車がいったん停車したら、少なくても一人は降りるはず。


もちろん降りる人は、送られた人のはず。


車から結局だれも降りないまま、しばらく停まってた車は、しばしの時間経過のあと、またおもむろに動き出した。


まあ、人にはそれぞれ事情はあるし、いったんしばし停車した後に誰も降りないまま、何もしないまま車がまた走り出しても、他人の私には関係ない。


でも。こんな夜中に熱海に来て、その車は何しに来たのだろう・・くらいのことは、なんとなく思う。


 


そのへん、他人の私としては、なんとなく想像をめぐらすしかない。


人通りが消え、町の灯りも消え、夜にあそぶ場所も見当たらなく、しんと静まり返った真夜中の熱海にやってくる車に乗ってる人がどんな立場の人なのか、何しに来たのか想像するのは、ある意味ちょっと謎めいて面白い。


何か秘密がありそうで。


 


まあそれは、私が熱海の町をよく知らないせいであろう。


もしかしたら、旅人の私の知らない熱海があるのかもしれない。


 


あなたは旅先で、宿の窓から夜中の町を見てて、たまに通る車や、通行人がいたら、何か思うことはないだろうか。


 


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