「見ていてトラウマに」ネットで沖縄ヘイト465件 警察署で若者300人騒ぎ後 警官と接触し高校生失明
警察官と接触した男子高校生が失明し、沖縄署に投石などがあった後、インターネット上で沖縄に対するヘイトスピーチが少なくとも４６５件あったことが、市民グループ「沖縄カウンターズ」の調査で分かった。対策条例を検討している沖縄県に深刻な実態を報告し、罰則など効果的な規制を求める。
調査は１月２８～３１日を対象にした。横行していた「土人」「猿」などの差別語でツイッターを検索したほか、県内２紙などの発信に対する返信、引用を調べた。他のサイトでもヘイトスピーチは多数確認されており、実数はこれをはるかに上回る。
記録したヘイトスピーチを見ると「こんな土人に毎年３千億円もエサ代本土から送ってるとか舐（な）めてんのか」は、沖縄関係予算が全て沖縄限定の恩典であるかのような既存のデマを交ぜた。「大阪府警の土人発言は正しかった」は、２０１６年当時の松井一郎大阪府知事がヘイトスピーチを擁護した悪影響をうかがわせる。
「殺せ」「日本から出て行ってください」は、法務省が示すヘイトスピーチの類型そのもの。「中国に扇動されたか」のような陰謀論も幅を利かせている。
手分けして調べたメンバーらは「見ていてトラウマ（心的外傷）になるレベル」「事件を機に歴史的な差別が噴き出している」と非難した。
那覇市役所前の定例ヘイト街宣は２日、市民の監視によって９０週連続で阻止されたが「ヘイトを防ぐのは個人ではなく行政の仕事だ」と県の積極姿勢を求めた。
おことわり 差別の実態を共有してなくすため、差別表現を原文のまま掲載しています。
沖縄タイムスプラス 2022年2月3日 07:03
まずはじめに事件の発端になった事柄について、
とりあえず自分が思うところは、
「挙動不審な男子高校生」
「説明不足が著しい警察」
「警察署襲撃なんて言語道断」
以上のような見解を堅持しております。
ま、すべてが解決したわけではありませんから、
あくまで現時点(2022.2.4)ということを付言しておきますね。
さて、ただでさえ現在進行形で今後の展開が不透明なのに、
「ヘイトスピーチ」ということまで浮かび上がってきました。
なんか、ややこしくなってきましたね…
「ヘイトスピーチ」自体を肯定する人は、
まずもって皆無だと思います。
しかしですね、
この「沖縄カウンターズ」というフレーズ…
彼らの行動や主張を極々簡単に説明すると、
沖縄の基地問題を絡めて、
「外国人のヘイトスピーチはダメだけど、アメリカ人はOKね」
という「ヘイトスピーチ」なんですよね。
少なくとも自分はそう思っております。
なぜそう思うかについては、
以前、当ブログで沖縄のヘイトスピーチについて、
「それが沖縄のヘイトスピーチ規制なのですか？」
というタイトルで取り上げましたので、
ご興味のある方はご参照くださいな。
同時に引用元の沖縄タイムスについても、
「米軍がいる…即ちアメリカ人がいるから犯罪が起きる」
というような論調や主張を陰に陽に繰り返しております。
特定のカテゴリの中の人の極々一部が、
不正や犯罪やよからぬことをしたら、
そのカテゴリの中の人全部を同じ人だと、
勝手に恣意的にカテゴライズしてしまえば、
それは「ヘイト」だと思います。
沖縄タイムスの社員の極一部が「不正受給」をしていたら、
社長をはじめ社員にとどまらず、
その家族までもが「不正受給」をしたとして糾弾する…
そのような糾弾や非難は絶対に許されるわけないし、
仮にこんなことをされたら沖縄タイムス社は、
即座に血相を変えて反論するでしょうね…
でも「米軍即ちアメリカ人ならOK」なんですよ…
不思議ですね。
そういうわけですので、
「ヘイトスピーチ」に関してだけ言えば、
彼らの主張はハッキリ言って信用できません。
だからといって、
「こんな土人に毎年３千億円もエサ代本土から送ってるとか舐（な）めてんのか」
というような引用記事に書かれていることについて、
それが事実だとすればホント、
書いた奴は「クソ野郎」ですよ、まったく…
でも、残念ながらその「クソ野郎」が、
これまた残念ながら一定数いるのも事実なんですね。
あ、「クソ野郎」も「ヘイトスピーチ」なのかな…
ま、いいか…
この引用記事で特別気になったのは、
「那覇市役所前の定例ヘイト街宣は２日、市民の監視によって９０週連続で阻止された」
という文章なのですが、
「阻止」ということはつまり、
その連中との壮絶な「攻防戦」を、
那覇で繰り返していたということなのですかね？
ちょっとよくわかりません。
そういうことでありますから、
自分なりにインターネットで調べてみましたけど、
なるほどなるほど…
確かに特定の外国人に対する「ヘイトスピーチ」を、
那覇のど真ん中でやっていましたね。
どんな人たちなのかな？ということも調べてみましたが、
あ～なるほどなるほど…
要は元「在特会」系列の人たちですね。
名前を変えて活動しているようです。
さらに彼らを「９０週連続で阻止」したと豪語する、
この「沖縄カウンターズ」というのも調べてみましたが、
あの「しばき隊」をルーツに持つ人たちでした。
なんだかんだいって、
結局は形を変えた「在特会」と「しばき隊」の、
仁義なき戦いだったということです。
「神輿が勝手に歩けるいうんなら、歩いてみないや、のう！」
ってな感じですね。
ご存じない方、さらに興味がある方は上記の文言で検索してください。
そういうことであるならば、
沖縄のヘイトスピーチに関していえば、
双方とも「君子危うきに近寄らず」の一言でございます。
ちなみに「沖縄カウンターズ」と「沖縄タイムス」について、
一括りゴッチャにして書いていましたが、
「沖縄カウンターズ」の後援は「琉球新報」と、
我らが愛すべき「沖縄タイムス」が取り仕切っております。
今回の事件そのものではなく、
ヘイトスピーチに関してやたらレスポンスが速いのは、
お友達同士だったからでしょうね。
「沖縄カウンターズ」のPRも兼ねているでしょうし、
考え方や行動は一蓮托生でしょうから…
