最初に言っておきますが自分は歴史マニア、
軍事オタク飛行機オタクです。
先日、東京上空をブルーインパルスが、
医療に従事する方々へ感謝の意を込めて、
変態非行…
失礼、編隊飛行が実施されました。
自分は栃木の田舎者ですから、
実際に生で見ることはできませんでしたが、
ま、別にいいか…って感じですね。
そのブルーインパルスの飛行について、
様々な意見が出ているようなのですけども、
その根本にあるのは自衛隊そのものに対する、
それぞれの考え方ではないでしょうか。
要は自衛隊の存在を肯定するか否定するか、
そのようなものに集約されているのではないかと思いますね。
自衛隊を肯定する方々は素直に「感謝の気持ち」として、
受け取っていただろうと思います。
自衛隊を否定する方々は「税金の無駄遣い」として、
政府への攻撃材料として使われるのではないかと思われます。
では自分はどちらの考え方なのか、
というようことを問われれば、
「感謝の気持ち」と「税金の無駄遣い」の両方ではないかな…
という風に思っております。
「感謝の気持ち」をあらわすってことは、
とても大事なことで大変すばらしいことだと思います。
極論すれば「ありがとう」の一言だけでも十分だと思っております。
相手の思いやりを、
思いやりで返すってことになるのですからね。
しかし「感謝の気持ち」だけしか考えないで、
相手の気持ちや立場を全く考えないということも、
日常では多々あるのではないかと思われます。
つまり「ひとりよがり」ということですね。
例えば「千羽鶴」。
勿論、千羽鶴を折って相手に感謝したり、
労ったりすることを思っての行為なのですが、
もらった人からすれば、
残念ながら結果的に邪魔になったり、
必ずしも今すぐ必要なものでもなく、
早急火急に必要なものがいっぱいある…
そのようなものになってしまう可能性が、
少なからずあるのではないでしょうか。
このような理想と現実の乖離という問題提起は、
先の東日本大震災でも見受けられた気がします。
そういうことでありますから、
ブルーインパルスで示した「感謝の気持ち」というのは、
「相手への思いやり」なのか「ひとりよがり」なのか、
自分にはハッキリ言ってわかりません。
それでも、
「感謝の気持ち」が「感謝されるべき方々」に、
少しでも伝わってくれたというのであれば、
それはそれでいいのではないかと思っております。
次回以降に続きます。