パンデミックの余波というのは、
見えない「津波」だと思っております。
東日本大震災で壊滅的打撃を被ったあの衝撃が、
ゆっくりとですが、
今回は見えない衝撃となって襲ってくるのです。
その救済措置として30万円の給付金が検討されていますが、
その中身を見ると、
自分には「溺れている人を審査」しているようにしか見えません。
目の前で溺れている人がいると仮定します。
普通だったら何とかして救い出そうと、
火急に早急にいろんな手を使って助けようとしますよね。
しかし、その溺れている人を、
「どんな感じで溺れているのか」
「溺れている程度はどのくらいか」
というようなことを、
溺れている人を目にしながら考えているということです。
あのグダグダ給付金てのは…
溺れている人をじっと見て、
「手の動きはどうか?」
「足はちゃんとバタつかせているのか?」
「溺れ具合をレベル1~5で分けるとすればどのレベルか?」
「あれは演技ではないのか?」
と、溺れている人を尻目に、
チェックシートをマジマジと見つめながら、
ずっと審査しているということなのです。
「ちゃんと溺れてるから、この人は合格!」
「溺れ方がまだ足りないから不合格!」
そうやって選別しようとしているのです。
溺れている人が体力的に強いのであれば、
自力で陸地に上がってくることはできるでしょう。
体力のない人弱い人はそのまま、
残念ながら力尽きてしまいます。
常識的に考えれば、
あ~でもないこ~でもないとグズグズしていたら、
「さっさと動け!」という怒号があってもおかしくないですよね。
現に人が溺れ死ぬんですから。
でもね、
そのあ~でもないこ~でもないことを、
あのグダグダ給付金で「実演」しちゃってるんですよね…
なぜそこまでして「金を出し惜しみ」するのか、
自分にはサッパリわかりません。
ちなみに、
リーマンショック時の給付金ていうのは、
溺れる人に浮き輪を投げてやるのではなく、
空のペットボトルを一本だけ、
ひょいッと投げつけただけですからね…
あ~あ、なんか、政府の批判ばっかり書いてるなぁ…