空と無と仮と

1990年代の沖縄旅行 「白梅」戦跡巡り④ 手術壕の幻想的異空間②

前回の続きです。

自分にとってとても魅惑的な、
それでいて「幻想的な異空間」だった場所。

この手術壕は他の方のブログや、
Youtube等を確認させていただいたところ、
2021年現在は2つの出入り口があるそうです。

…2つの出入り口?
…あれ?確か入口は1つしかなかったような…
いや、確かにあの頃は入口が1つだけだったはず!

自分の記憶が正しかったら、
1990年代は入口が1つしかなかったはずでした。

でも現在は2つあるのですね…

それでは、
文章だけだと何がどうなっているのか、
ちょっとわかりづらいかもしれませんので、
画像をふまえて説明したいと思います。




まずは上記の画像をご覧ください。
これは手術壕の全体図です。
ただし出入口のAやBという呼称は、
あくまで便宜上添付しただけであり、
正式名称ではございません。


自分が1990年代に訪れた時、
出入口Bまで行くには、
出入口Aからしか行けないと思っていました。
実際、そのようなルートしか知りません。

ちなみに出入口A付近は下記の画像です。



そして出入口B は下記の画像です。

そして2021年現在は道路側から出入口Bまで、
簡単に行けるということになっています。
つまり、両方から中へ入れるということです。
ただし、崩落の危険があるということで、
立入禁止のロープが張ってあるみたいですね。

この事実を初めて知ったのは数年前で、
インターネット上の情報でしたが、
どうやら間違いはないですね。
正直言ってショックでした。

なぜかというと、
出入口Bの前に広がっていた、
周囲と隔絶された空間が跡形もなく、
なくなってしまったことになりますからね…

ポッカリあいた広場というのは、
真っ暗闇の壕内を歩いて初めて到達できる、
そんな場所だったはずです。

断崖によって周囲が隔てられていたはずなのに、
それがどうしていとも簡単に到達できるのか、
本当に不思議でした。
ちなみに自分は2010年以降、
沖縄さえ行ったことがありません。

しかし自分なりに調べてみると、
その答えが判明することにもなりました。

それについては次回以降に続きます。


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