本当はね、吾輩は沖縄県宜野湾市に足を運んで、ANA presents bjリーグ2006-2007 オールスター ゲームを観戦したかったんだけど、全日空も、日本航空も、割引運賃の座席はとっとと売り切れていたので、断念した次第。
正規の料金で行ったら、宿泊代も含めて、10万円弱は散財しちゃいますから。
吾輩、流石にそんな金を使い方はできねすけ(;´ρ`)
けど、そこはそれ、やっぱ、オールスターゲームってのは見てみたい
本場NBAのオールスターゲームを見ても、最高に面白いでしょ
NBA志向のbjリーグだから、ああいうワクワク感を味わえるだろうと、昨日は、BSフジでの実況生中継を視聴しました。
「ANA presents bjリーグ2006-2007 オールスター」と銘打たれているだけに、冒頭、ANAのペイントが施されたジャンボ機が飛んでいる映像で始まったバスケット中継。
そして、宜野湾市立体育館の映像に切り替わり、実況の森アナウンサー(K-1中継などでおなじみ)、ベンチリポートの田淵アナ(田淵幸一の子息というコネ入社だな)、同じくベンチリポートの梅津アナ(出来ちゃった結婚)、河内bjリーグコミッショナーの計4人が映ります。
そのとき、まず最初に気づいたのが、河内コミッショナーの満面の笑み(^▽^)
チケットが完売し、3223人もの有料入場者を数えたことに、いたく御満悦のようで
森アナが、満杯のアリーナの話題をふると、コミッショナー、もう嬉々とした口調で、“嬉しいですね”“最高ですよ”と感想を語っておられました。
BSフジの中継が始まったのは、15時30分からで、ティップオフの16時まで時間があり、その間にやったのが、ダンクコンテスト。
プロ野球やMLBのオールスターで、長距離砲打者が集まってホームラン競争っていう〝余興〟をやりますが、バスケットボールのオールスターだと、「ダンクコンテスト」や「3ポイントシュートコンテスト」、それに障害物をクリアしてシュートを決まるまでの時間を競う「スキルチャレンジ」というのがあるんですね。
bjリーグのオールスターでは「スキルチャレンジ」こそ実施しなかったけど、ダンクコンテストと3Pコンテストは、行われたんです。
で、このダンクコンテストですが、EASTチームの出場者は、富山のジェロッド・ワード選手、埼玉のゴードン・ジェームス選手。WESTチームの出場者は、東京のトニー・ジョーンズ選手、高松のラシード・スパークス選手。
ダンクコンテストの肝は、[いかに、観客の度肝を抜く、華麗でアクロバティックなダンクを叩き込むか]なんだけど、そのダンクを採点する審査員に、意外な顔が
<ハマのおじさん>こと、横浜ベイスターズの工藤公康投手が、審査員を務めることになったんですわ
どうして、工藤投手が審査員をオファーされたかといいますと、それは東京アパッチの社長兼ゼネラル・マネージャーとのコネからなんだとか。
東京の社長に、西武ライオンズOBの東尾修さんが就任したでしょ。
で、その昔、同じライオンズ戦士として戦った、後輩の工藤選手にオファーしたという話です。
プラス、ベイスターズの春季キャンプ地が宜野湾市で、既に工藤投手が沖縄入りする事になっていたので、二つ返事でOKしたようです。
あと、バスケに関係ないけどミニ情報を。
工藤投手は、プロ生活26年目を迎える超ベテランだけど、沖縄県でキャンプを張るのは、プロ野球人生で初めてなんですって。
今まで行ったキャンプ地は、高知県春野とか、宮崎県とかで、沖縄はキャンプで未踏
の地だということです。
意外ですな
そうだ、審査員じゃなく、いち観客として、シカゴホワイトソックスの井口忠仁選手が、コートサイドのSS指定席で観戦していました。
けど、実況の森アナウンサーはじめ、誰も井口の観覧について触れず、スルーしていましたけどね…
では、ダンクコンテストの話に戻ります。
トップバッターは、ジェロッド。
ジェロッド・ワードは先ず、ゴール前に椅子を持ってきて、そこに選手を座らせました。
で、距離を取ってドリブルを始めたかと思うと、その椅子に座っている選手の頭をジャンプしての、スラムダンク
もう、のっけから、興奮しまくりですわo(*^▽^*)o
審査員5名全員が10点満点を提示したのも当然
ジェロッドの次は、ゴードン。
ゴードンは、同僚の清水選手とのコンビネーションダンクを披露です。
実は、清水はダンクコンテストの臨時コメンテーターとして、BSフジの中継であれこれコメントをしていたんだけど、その最中にいきなりゴードンに呼ばれて、ボールを持たされてゴール前に立たされたんですね。
で、ゴードンがゴール前に走ってきたところに、清水がボールを放り投げると、それをゴードンがアリウープ気味に、ダンクを決めた~ヽ(^◇^*)/
チームメイト同士とはいえ、アドリブでのコンビダンクを決めたんだから、大したもんです
3番目は、アパッチのトニー・ジョーンズ。
このトニー選手、なんと、ダンクコンテストのためだけに、沖縄に召集されたんですわ
w(゜o゜)w
つまり、トニーは、ブースター投票で選出されていないし、主催者推薦選手としても選ばれていないんですよ。
ゲームに出られないのに、わざわざ、羽田空港を発って、沖縄に出掛けたってこと
それだけ、トニーのダンクテクって、唸らせるものがあるんですな
トニー・ジョーンズのダンクは、コートにボールを強くたたきつけて、その跳ね上がり、最高到達点に達したところでボールを掴むと、そのままゴールに叩き込むというもの
これまた華麗でしたね∩(´∀`)∩
伊達に、ダンクのためだけに、呼ばれていませんな。
トリは、高松のラシード・スパークス選手です。
ラシードのは、「THE豪快」ダンクです。
ワンハンドでのダンクをバシバシ決めていくんだよなぁy(^ー^)y
その力強さに、会場もヒートアップ
結局、優勝はラシード選手。
この結果に、誰も文句なし、といった雰囲気でしたね。
そうそう、審査員の河内コミッショナー、採点が辛口でした。
他の4人が、度々10点を出す中、コミッショナーだけ「9点」とか「8点」。
まるで、フジテレビの「モノマネ王座決定戦」で、審査員がズラーっと10点満点を出す中、故・淡谷のり子先生だけ「8点」や「9点」出すのに、似ていましたな。
さて、ダンクコンテストの前には、3Pシュートコンテストも行われたんですが、この優勝者は、新潟アルビレックスBBのマットでしたよ
ただ、3Pコンテストの模様は、中継内で放送されませんでした
森アナは、“後ほど、3Pシュートコンテストのダイジェストをお送りします”って言っていたのに、やらなかったんですよね~
ただ、マットが優勝したと結果だけ、伝えていました。
マットのその3P、見たかったわー
-(ーдー)
ダンクコンテストが終わると、今度は、選手たちがウォームアップを開始。
その間を利用して、両チームの監督インタビューが行われました。
まずは、EASTチームの廣瀬ヘッドコーチから。
WESTチームを率いる天日ヘッドコーチに、敵対心剥き出しで、たとえオールスター(という華試合)であっても、天日HCには負けたくない、と相当な意気込みを見せておりました。
廣瀬HCに対抗心を燃やされた天日ヘッドコーチはというと、
“(廣瀬HCには)先週の月曜日に、昼飯をおごってやったんだけどなぁ”
“うちに勝ってもらっちゃ、困るんだよなぁ”
と、〝袖の下〟発言で、笑いを取っておりましたよ。
さあ、そして、ゲーム開始です。
第1クォーターの白眉は、長谷川誠
そう、アルビBBの長谷川が、目立ちまくり
東西両チーム通じて、最初にシュートを放ったのは長谷川でした。
それも、スリーポイントシュート
これが見事に決まり、EASTチームが3点先制。
その後すぐ、WESTに2点返されたけど、これまたすぐにEASTが追加点を決めました。
その追加点を入れたのが、またもや長谷川(≡^∇^≡)
それも、またまた3P
長谷川の快進撃は止まらない。
WESTの攻撃を防ぐと、またも長谷川にボールが渡り、スリーポイントラインの外から三度、シュートを放ったんです。
そうしたら、これも決まっちゃったんですよo(^▽^)o
これで一挙に、9対2
結論から言うと、オールスターゲームはEASTチームの勝利に終わったわけなんだけど、これも、長谷川の3連続3ポイントが決まって、ペースを一気に掴んだことがキーだったね。
そして、長谷川の3連続3Pシュート成功に、吾輩、大興奮
宜野湾市立体育館も、第1Qからボルテージが最高潮ですよ。
長谷川が盛り上げた空気は、他の選手たにも波及し、それが点の取り合いにつながったようで、そういう意味でも、長谷川の活躍は拍手ものです
ちなみに、長谷川は4連続成功も狙ったけど、これは失敗。
でもって、3ポイントを外したことで、長谷川はお役御免です。
なんでも、右脚を痛めていて無理は出来ないと、第1クォーターの前半だけの出場と、最初から決めていたんだとか。
そういう事情もあって、長谷川は狙って飛ばしたんですな。
ニックとも打ち合わせして、自分にボールを回してくれと頼んでいたそうですよ。
第1クォーターは、長谷川が奪った9点が効いて、EASTチームが31対23のリードで、終えました。
この第1Qで、心配なハプニングも発生しましたよ
エヴェッサのリン・ワシントンがプレー中に、左足首を負傷( ̄Д ̄;;
梅津アナが“Are You OK?”と尋ねたら、“No”と言っとりました
ワシントンは、昨季のMVPでしょ。
これが、大事に至ったら、大阪、戦力大幅ダウンですよ
まあ、新潟始め、他チームにとっては、大阪エヴェッサが多少なりとも弱体化するので、助かるっちゃー助かるけど……。
さて、第1クォーターが、長谷川の3Pで幕を開けたなら、第2クォーターは、アシュビー、ジェロッド、ゴードンのスラムダンクの打ち合いで幕を開けました。
ダンクばかりじゃありません。
スリーポイントシュートも打ちまくりですよ(*'▽'*)
それもね、3Pラインよりも、1歩も2歩も後ろから積極果敢に打っていくんですわ
で、このスリーポイントが、おもしろいように、決まる決まる
決定率に関しては、レギュラーシーズンなんか足元にも及ばないくらい、高かった
“おいおい、普段から、これから決めてくれよ”というツッコミが、各チームのブースターから聞こえるくらい、ビックリするほど決まってましたね。
第2Qは、EASTチームが32得点、WESTチームが24得点を奪って終了し、ハーフタイムに。
でもまあ、第2クォーターが終わって、東軍がもう63点に達していたのには、驚きましたわ。
西軍だって、負けているけど、計47点に達していますからね。
オールスターに相応しい、ハイスコアのゲーム展開に、吾輩も既に、この時点でお腹満杯です
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長谷川選手は分かってますよね。
あれで、確かにゲームも弾みがついたと思いますよ。
>“おいおい、普段から、これから決めてくれよ”というツッコミが・・・
えぇもちろん自分も思いましたよ。
だから、そんな状況下ならコスももう少し決めてよー・・・とも思いましたけど。
>あれで、確かにゲームも弾みがついたと思いますよ。
仰るとおり、ハイスコアゲームになる口火を切ったのは、長谷川のあの3Pですよね。
流石です。
それから、あれだけ点が入ったのは、DFが緩かったのもあるでしょうけど、精神的な面も影響したのでしょうね。
勝敗のプレッシャーから解放されて、お祭りだから、というのが多分に、シュートの精度に影響したのかも。
>そんな状況下ならコスももう少し決めてよー・・・とも思いましたけど
そういえば、小菅はあまり点に絡めませんでしたね…。