U-15高円宮杯の4強に残った我らがアルビレックス新潟ジュニアユース。
あす27日、いよいよ、コンサドーレ札幌U-15と戦いますが、もう一つの準決勝にも注目してみましょう。
まだアルビJYが決勝にも残っていないうちに、こんなことを書くと、〝小さな鬼が笑う〟かもしれませんが、ベスト4に残ったチームがどんな特徴を持っているのか、軽くチェックしてもいいでしょう。
明日の準決勝のカードは―
午前11時から、[レオーネ山口U-15×FC東京U-15深川]
午後1時10分から、[コンサドーレ札幌U-15×アルビレックス新潟ジュニアユース]
この4強のうち、FC東京U-15深川は、U-15高円宮杯の上位常連チーム。
過去4年のベスト4に残ったチームを列挙してみます。
2007年度のベスト4は―
・FC東京U-15深川
・京都サンガU-15
・ガンバ大阪ジュニアユース
・東京ヴェルディジュニアユース
2006年度の4強は―
・FC東京U-15深川
・ガンバ大阪ジュニアユース
・FC東京U-15むさし
・SSSジュニアユース
2005年度の準決勝チームは―
・FC東京U-15深川
・サンフレッチェ広島ジュニアユース
・狭山ジュニアユース
・浦和レッズジュニアユース
・2004年度のベスト4は―
・FC東京U-15深川
・フレスカ神戸
・アビスパ福岡U-15
・東京ヴェルディジュニアユース
なんと!FC東京U-15深川は、今年度も含めて、5年連続で準決勝に残っているんです!!
いくらJクラブのアカデミー部門とはいえ、中学生で構成されているチーム。
毎年毎年、選手が入れ替わっているのに、続けて全国大会で結果を残してるというところに注目してください、みなさん!!
それだけ、FC東京U-15深川の育成メソッドは優れているという証でしょう。
今季の前半、FC東京のルーキー大竹洋平選手が大活躍したのを覚えてますか?
彼、大竹もFC東京U-15深川の出身者!
それとディビッドソン純マーカス、彼も、FC東京U-15深川の前身組織の卒業生なんですよ!
ただ、FC東京U-15深川は、毎年安定した成績を残しながらも、何故か、優勝には縁遠い。
昨年も一昨年も、3年前も、4年前も、優勝には手が届いてない。
ってわけで、“今年こそ優勝”で、FC東京U-15深川は、相当に燃えているはず。
4強のうち、最も優勝を渇望しているのが、FC東京U-15深川でしょうね。
さて、そんなFC東京U-15深川と対戦するのが、レオーネ山口U-15。
Jクラブのアカデミーじゃなく、街クラブのジュニアユースチーム。
山口県には、「レノファ山口」というJリーグ加盟を目指しているチームが存在します。
先月、石垣島で行われた全国地域リーグ決勝大会では、残念ながら4位に終わり、JFL昇格を逃しましたが、松本山雅や長野パルセイロなどと同じく、Jリーグ入りを果たさんとしています。
ですが、レオーネ山口は、ホームページを読むと、そのレノファのアカデミーではなく、あくまで子供たちにサッカーを教える〝学校〟。
レオーネ山口には失礼ながら、そういうチームが全国大会ベスト4に残ったというのは、大変な壮挙でしょう。
そして、このレオーネ山口のことをいろいろとホームページを読んで調査していたら、興味深い事実に突き当たっちゃいました。
レオーネ山口のゼネラル・マネージャーを務めている方、以前、アルビレックス新潟中条ユースのコーチをされていた方だったんです!
住田優さんというお名前で、JAPANサッカーカレッジで学び、卒業後は、豊栄ジュニアユースのコーチ、次いでアルビレックス新潟中条ユースのアシスタントコーチを歴任されています。
ひょっとしたら、弊ブログをご覧になっている人の中に、住田さんからサッカーを教えてもらったという方、いらっしゃるんじゃないですか?
或いは、ご子息やご息女が、住田さんからサッカーを教えてもらったという親御さんがいらっしゃるんじゃ?
更に、新潟に縁のあるスタッフが、2人!レオーネ山口で働いています。
1人は、高橋理文さん。
宮崎大学を卒業後、ジャパンサッカーカレッジに赴き、アルビレックス新潟スクールで指導をされたことがあります。
もう1人は、葛西徹也さん。
青森西高校卒業後、JAPANサッカーカレッジで学び、シンガポールでトレーナーをされたことがあります。
FC東京U-15深川には、別に含むところはありませんが、心情としてはレオーネ山口を応援したくなりますな。