ミニバス記録

バスケノート

尊敬

2025-02-01 22:44:00 | 日記
自分のバスケをするのは、あらためて楽しいし、子供達と向き合うにあたって何度もヒントをくれる。
どんな武器があれば強みが発揮できるか…

俺はスリーが下手。
だから、彼らにはその重要性を最大限伝えたのがこの1年。
サイズがないなら、オフェンスで価値を得るのはシュートレンジの広さ。
知ってはいたが、プレーすると痛感する。
他にも、オフボールスクリーンをかける、などがありつつ…

ディフェンスも同じように、やはり前からプレッシャーがかけられること、2線が頑張れることは今からやるべきだ。

「ドライブが武器です」には限界があったりもする。
ドライブもスリーがなければ下がられて終わり。
だから、エースにはなれない。

スリーという武器は、エースとしての夢を広げるためのものでありつつ、ロールプレイヤーとしての幅も広げるものだと思う。

先の世界で、1勝でも多く、1分でも多くプレイタイムを得るために必要な力は、やはりこれだ。

シュートに関して、年が明けてから明確に成長した子がいる。
5年生の子が見せるシュートに最近ビビッときている。
ゲームに出るメンバーで1番シュートが届かなかった子は、最も美しいフォームを手に入れた。
身体の成長と共に努力が伴えば、あの子が1番入るようになると感じる。

ここで俺が大切にしたいのは、すごいものにはすごいと言うこと。
「シュートフォームめちゃくちゃ綺麗になったね。練習したでしょ?」
それだけでいい。
上手くなったという事実がそこにあるのだから。

「別れのタイミングで言う」だけではなく、今感じたプラスを今吐き出せるのが、良いコーチなのではないか?

木曜日も、6年生の子と1対1で話したが、ただ尊敬を伝えた。

彼らは、本当に素晴らしいから。
そしてこの1年、俺が冷静で、喝を入れるということがなくなったことは必然だった。

それは、俺がコントロールして強くすることだけではつまらないと考えたこともある。
だが、1番は彼女らへの尊敬だったのだと思う。

あの子達がすごいことを成し遂げようとしていて、俺がとやかく介入せずとも実現すると信じていたからだ。

そこは、俺も成長できたところで、その成長は彼らがくれたもの。
互いに与え合った日々、ありがとうと胸をはれる日まで。


奥深い所まで

2025-02-01 17:41:00 | 日記
今日はマイカンの発展を教えてみた。
コンタクトも入れながらやる応用のマイカンは、より実践的なものとなる。

そして、嬉しいというか、関心というか…
どちらの感情もあることがあった。

先日動画を編集して送ったマイカンドリルを、休憩中早速取り組んでいる子がいた。
正に、良い鑑である。

今年度は、鑑となるような子が多い印象だ。
文句のつけようがないほどに、良く成長している。
とにかく素直で、全員同じ方向を向けている。
今もなお、勝つことへの貪欲さは失われることなく、最後まで戦い抜く決意を感じるのだ。

「バスケを続けない」5年生の頃からそう断言している子も、熱量高くここでバスケをしている。
練習への意識も高い。

彼らは、中学生になっても、その先においても輝けることを確信する。
そして、最後の最後までバスケットを知ってほしい。

「オフボールスクリーン」

この動きを知ることで、バスケットとして更なる完成が見込めるし、また1つ新たな世界を見ることができる。

バスケットを続ける子にとっては中高でも生きる考え方、知識。
やらない子にとっても、奥深さを知るという意味がある。

ただ毎日を過ごすだけでなく、変化を求めて。
形としての知識を教えるのではなく、「考える力」を伸ばすものとして。