ミニバス記録

バスケノート

firefly

2024-06-25 02:27:00 | 日記
私は歌を聞くのが好きで、これまで多くの曲に勇気をもらった。
中でも特に好きなアーティストは「bump of chicken」

素敵な歌詞が込められているのが彼らの曲の魅力であり、今日は2012年にリリースされた「firefly」という曲について書こうと思う。

「firefly」を直訳すると「蛍」

この曲で言う蛍とは「夢」であり、蛍(夢)を追いかける人生の物語となる。

「色々と難しくて 続けること以外で
生きていること確かめられない

報われないままでも 感じなくなっても
決して消えない光を知っている」

1番のサビでは、夢を追う中で折れそうになっても希望を捨てない様子が伺える。

しかし2番では、主人公が諦めてしまう急展開を見せる。

「諦めなければきっとって どこかで聞いた通りに
続けていたら やめなきゃいけない時が来た」

頑張っていれば光がある、自分を信じてやり続ければ夢は叶う
だが、遠ざかる蛍に手が届かないことに気づき、諦めなければいけない日がきてしまった…


「一人だけの痛みに耐えて 壊れてもちゃんと立って
諦めたこと 黄金の覚悟

まだ胸は苦しくて 身体だけで精一杯
それほど綺麗な光に会えた」

2番のサビでは、ついに諦めの時がやってきた。
「諦め」というネガティブな表現に「黄金の覚悟」という最上級の言い回しがされている点が、この曲の最大の魅力なのだと思う。

結局蛍を捕まえられないのがこの曲の結末ではあるが、諦めることでまた違った光に出会えている。

スポーツや勉強では「諦め」という言葉は良しとされないが、続けていればいつか諦めなければいけない人も多くいるはずだ。

自ら辞める者、実力が伴わずに終わりを迎える者や怪我で選手生命が絶たれてしまう者もいる。

諦めることに悔やんだりたらればを並べるよりも、諦める覚悟をした先に得た光に焦点を当てるべきだというメッセージに私は心打たれた。

今こうして指導者として日々充実することができているのも、いつかの諦めた経験が作っているのだと感じることができる。

「諦める」という結末を迎えるこの歌の曲調が激しく、力強く仕上がっているのは、諦めた者に対して寄り添う歌ではないからだろう。

きっと、「黄金の覚悟」の先にある生き方を鼓舞するためにある歌なのだと考える。



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