かつては「VIC No.510 ダンヒル」と双璧を誇っていた「VIC No.520 コロナ」。
2011年のカタログを最後にその姿を消しています。
※ニシベケミカル2011年カタログより
ベンサン.JPが誕生したのが2011年の年末ですので、まさに入れ違い。
一回も発注することはできませんでした。
このコロナは、ニシベケミカルが一番最初に作ったサンダル(とニシベケミカルの方がおっしゃっていました)で、まさに記念碑的な作品です。
廃番になったのが今から8年前なのですが、廃番になった直後から探しているもののなかなか新品が見つからず、私の把握している限りではこの8年間で発掘されたのはわずかに5足程度です。
※まぁ、おそらくは日本のどこかの履物屋でそんな貴重品になっていることとは知らず、普通に売られて普通に消え去っているのでしょうが。
このコロナ、いまだに探している人が後を絶たないサンダルで、私もできれば再販してもらいたいなぁと思っているのですが、おそらく元の金型のままで販売されることは無いと思われます。
理由はこの靴底。
ニシベケミカル初期(たぶん「西辺加工所」時代)に作られたサンダルは、軽量化の為と思われますが底の部分に大きな穴があります。
ここに小石が入るって床に傷がつくのを嫌って、現在のニシベケミカルのサンダルは石が挟まらないように隙間や穴が最小限になっているのです。
ですので、コロナが再び日の目を見るとしたら・・・。
おそらく私が金型から発注して大量生産しない限り、だれもやらないでしょうね。w
でも、デザインもカッコいいですし、横幅もダンヒルよりワイドなので履きやすく、アルペンと同じく日本人の足型にとっても合うサンダルだと思うんですよね~。
なんか足裏の吸いつきもいいですし。
私も未使用品は3足しかもっていないので、もしもどこかの履物屋で見つけることがあったら大切になさってください。(中島誠之助さん風に)
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