いつからあるのかは古いカタログを持っていないのでわかりませんが、手持ちのカタログでは昭和58年(1983年)にはラインナップに入っているこの「千鳥」。
ニシベケミカルが現在ほとんど作っていない「子供用サンダル」で、婦人用ブランドCharmingにカテゴライズされています。
ちなみに上の写真で(4)と刻印されているのは「4号」の意味で、ニシベケミカルは4号が20cmのようですね。
他の丸中さんと森川さんだと子供用のサイズは
・1号:16cm
・2号:17cm
・3号:18cm
・4号:19cm
・5号:20cm
・6号:21cm
となっているので、ちょっと注意が必要です。(と言っても千鳥は手に入りませんが)
そして、この千鳥というサンダル、私が入手するまではマニアの誰もが
「実物を見たことが無い」
と言っていたサンダルで、私がベンサン.JPを試験運用していた2011年のカタログを持って廃番になっています。
結構長い間レギュラーメンバーを張っていたということですね。
千鳥が古参メンバーだということは、わざわざカタログを見なくてもこの靴底のデザインを見れば一目瞭然です。(大きく穴が開いている)
さて、なぜこれが入手できたのかと言いますと、実は仲良くしていただいていた問屋さんが廃業を決め、手持ちの在庫を私に連絡してくださったのです。
その手持ちの在庫のほとんどをウチが引き受けましたが、なんとその中にこの千鳥が紛れ込んでいたのですね!
廃番から何年も経った後に新品の状態で発見されるなんてまるで奇跡のよう。
ただ、後継ぎがいなくて問屋さんが廃業していくのはとても切ないです。
履物屋さんも含めて、こうやって販路が閉じられていくのですよね・・・。
まぁそれはそれとして、入手した千鳥は色は赤と青しかなくサイズも飛び飛びでしたが、赤と青の各サイズ1足ずつを除いて(つまり自分のコレクションにして)残りはベンサン.JPでみなさんにおすそ分け(販売)いたしました。
現在お持ちの方、千鳥は本当に手に入りませんので末永く大事にご使用くださいませ。
なお、現在ニシベケミカルのカタログでは子供用サンダルは存在していませんが、まったく作っていないのかというとそういうわけでもは無く、一部が特注対応で現在も作られています。
今のところ2種類作られているのは確認していますが、1つは一般流通しないはずのサンダルなためほぼ入手不可能で、もう1種類はおそらく沖縄までいかないと手に入らない代物です。
子供用のため自分が履けるわけでもないのですが、コレクターとしてはいつかニシベケミカルの
・No.310 子供ベンハー
・No.370 ジュニアベンハー
・No.370 子供シルバー
・No.380 子供ファルキ
も手に入れたいと思っています。
はぁ、どこかに転がってないかなぁ・・・。
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