べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

Live"The Go! Team"

2011年05月18日 20時32分02秒 | 日記
どうもこんばんわ。ベタ豚です。
今までライブの感想はmixi日記に書き連ねてましたが、これからはブログで書きます。
僕がライブで観た素晴らしい光景を、抱いた感想を、
このブログを目にした人に少しでも伝えることが出来ればなと思います。
長いけど暇なときにでもよんでください。
※ネタバレ含むためセットリスト等見たくない方はお控え願います。

というころで5月もちゃっかりライブに参戦してきました。
月1ライブ参加を目標にしている僕ですが、震災等の影響で来日キャンセルなども相次いでいます。
4月初めのSonar Sound以来なので、約1ヶ月半ぶりくらいのライブ。
僕にとってのライブ参戦は趣味であると同時にストレス解消の場でもありまして・・・
要するにストレスががっつり溜まっていたのかもしれませんね。楽しすぎました。

今回は名古屋のクラブクワトロにて行われた、The Go! Teamのジャパンツアーにいってきました。
こんなご時勢に日本へ来日してくれるなんていうのはなんだか嬉しいし、余計にそのアーティスト好きになっちゃいます。

The Go! Teamはイアン・パートンのソロ・ユニットとして1999年にスタートする。
2000年の最初のインディーリリースからGo! Team名義となる。
2枚のEPをリリース後の2004年、ライブ出演のためにバンド化を着想し、
日本人女性を含む6人組の多国籍バンドとして再定義される。
バンド名の“The Go Team”とは、災害原因などを調査する人たちのことを意味し、
“Go”の後に“!”を付け、イアン・パートンが命名した。
2004年デビュー・アルバム『サンダー・ライトニング・ストライク』を発表。
特定のジャンルに縛られない斬新なサウンドが、多数の音楽雑誌や個人ブログで大絶賛される。
-Wikipediaより抜粋-

なんと世界レベルで大活躍するバンドに日本人女性が参加してるんですね!
女性3人のうち2人は日本出身であり、ここに本でもCMなどで彼らの曲が採用されたりと
日本との結びつきは非常に強いように感じました。

では本題であるライブ参戦記でございます。
今回の名古屋公演、前座にはなんとDE DE MOUSEが参戦!
僕はデデ君大好きなので、決まったときは正直に嬉しかったですね。
ほんとは海外アクトのライブに日本人の前座をくっつけるという商業的な感じは好きじゃないけど、
ゴーチームはデデの曲をリミックスしたりと以前から交流も深いみたいで。

そんなDe De Mouseのライブの感想から。まずはセットリストをドン!

1.Intro Jam
2.newtown romancer
3.my favorite swing
4.新曲orRemix??
5.dancing horse on my notes
6.jorney to freedom
7.555 in your heart

デデ君登場!客席沈黙!!なんだこれ?拍手のひとつもないww
アウェー感満載!なんかこれかわいそうだろと思えてしまった。

そんな中でもライブはスタート。
ドラムとのイントロジャムからいきなりnewtown romancerへの繋ぎ!
やると思ってなかった曲から始まって、いきなりの不意打ちに度肝抜かれた。
もしかしたら、あの時点でノリノリで踊っていたのは、会場内で僕だけかもしれないww
最前列にいたから後ろの様子はわからんかったけども、序盤はそのくらい静かだった。
まぁそんなことは僕には関係なく、お金払ったんだから楽しまないともったいないよね!
そして続くデデ節炸裂のmy favorite swing。
この辺りから会場も段々とヒートアップ。そして代表曲の連発!!
ドラムとラップトップのシンクロ率が凄い!ドラムが生演奏ってだけで、
テクノ系のアーティストは音圧ががっつり変わる。
前座の役目としては充分すぎるくらい会場を温めていったデデ君。
周りにいた人は初めて聴いたのか「結構かっこいいね!」っていう声もチラホラ。
個人的な欲を言えばBaby Star Jamも聴きたかったけど、それをあまり補う素晴らしいライブだった。

DE DE MOUSE - my favorit swing


さてデデマウスのライブも終わり急いで転換。いよいよ主役の登場!!
The Go! Teamのライブ!!
20時過ぎごろに会場が暗転。嵐のような90分が始まる。
まずはこちらにセットリスト。

1.T.O.R.N.A.D.O
2.Grip Like A Vice
3.Voice Yr Choice
4.Secretary Song
5.Ladyflash
6.Running Range
7.Ready To Go Steady
8.Yosemite Theme
9.Flashlight Fight
10.Bottle Rocket
11.Buy Nothing Day
12.Huddle Formation
13.The Power Is On
14.Back Like 8 Track

-encore-
15.Junior Kick Start
16.Applo Throwdown
17.Keys To The City

いやはや素晴らしいライブだった。期待を遥かに超えていってしまった。
ライブは今年1月に発売された新作の1曲目「TORNADO」からスタート。
ツインドラムを中心に据えたバンドの重厚なサウンドに、黒人女性ボーカルNinjaのどっしりとしたラップ!!
デデ君の時に静まり返っていた会場も一気に爆発。観る人のテンションを突き上げるような一撃必殺のようなバンドだ。
それにNinjaのボーカルがマジでパワー系。例えるならGossipのベス嬢みたいな。まぁNinjaの方がかわいいけどw

このバンドの何が凄いかって、メンバー全員がマルチプレイヤーであること。
曲が終わるごとに全員が楽器を持ち替えたり(交換したり)、位置を移動したり。もちろんボーカルも。
曲ごとに一人一人が全然違う楽器を演奏して、ボーカルまでも替わってしまうもんだから、
曲によって個性が全く替わってくる。ジャンルに縛られないとはまさにこのことか。
しかも楽器を持ち替えたからといって、演奏レベルが落ちるわけでもないし、
その曲で1番ベストなメンバーを割り当てている感じで、とにかくレベルが高い。
まるで嵐の中にいるかの如く、強烈な演奏を叩きつけられる。

ライブ中のMCはメインボーカルのNinjaが務めるが、日本ということもあって、
マルチプレイヤーのツチダさんがしゃべっている場面もあった。
ライブにおいて言葉が伝わるというのはやはり大事で、盛り上がりに更なる拍車をかけていたと思う。
日本人は何に対してもイエーイとしか言えないもんね。言葉がわからないのは辛い。
まぁNinjaはかなりゆっくりわかりやすく喋っていたけども。
そのMCの中で「日本に来日をキャンセルしているバンドもたくさんいるけれど、
私たちにはそれが信じられない。今こそ日本を元気にしなくてはいけない。私たちはそのために日本に帰ってきた。」

というものがあった。とても心に響いた。むしろ泣きそうになってしまった。あんたら最高すぎるよ。

そして今回のライブのハイライトは、後半に差し掛かるころに披露した代表曲の「Bottle Rocket」
ここからライブ終了までは、まるでタガが外れたかのように素晴らしい盛り上がりを見せた。
名古屋はロック不毛の地とも言われるくらい、ロック系のライブが盛り上がらないことで有名だけど、
(名古屋の方いたらごめんなさい)
全くそんなことを感じさせないくらい、みんな踊っていた。もちろん自分も。汗だくでww
そんな大盛況の中ライブ本編は終了。イアンのハーモニカ音が素敵すぎたし、重厚なツインドラムはもはや心地よかった。

熱気も冷めない中、メンバー再登場でアンコールがスタート。
アンコール一発目は初期の名曲「Junior Kickstart」から!!
これがめちゃアガる!!PV思い出してちょっと笑いそうになったり。
アンコール2曲目でNinjaも再登場!彼女はとにかく盛り上げ上手。
客を煽ったり、ドラム乱れ打ちしたり、謎のダンスを披露したり。
みているこっちまで、とにかく楽しくなるし、惹きつけるだけの魅力もある。So Cute。
ラストは2ndからKeys To The Cityで締め!
フロア内はみんなジャンプしまくって、とにかく楽しい雰囲気のままライブが終了!!
もう終わり!?って思ってしまうほど、あっという間に過ぎ去った90分間だった。
もっと観たかった~。

バラード系のゆったりした曲がないもんだから、盛り上がるだけ盛り上がって終わってしまった。
今日は単独だからいいけど、これフェスとかだったらスタミナ消費半端じゃないよww
常に沸点越えのテンションで終わりが凄く名残おしい...

フェスといえばフジロック。ゴーチームはこれまで2度に渡ってフジロックに参加している。
新作も発売となった今年。期待せずにはいられない!!
お願いだからフジロック来てくれー!!もし出演したら必ず観る!クロージングとかでもアリかもしれない。

今回一緒に行くはずだった友人が、急遽いけなくなって残念だったけど、1人でも充分に楽しめた。
最高にハッピーな夜をありがとう。

The Go! Team - T.O.R.N.A.D.O.