べきちゃんのライブ日記

行ったライブの感想とかCDレビューとかそんなもんです。更新頻度はマイペースに。

Fuji Rock Festival 2013 Day2

2013年07月31日 23時21分30秒 | 日記
フジロックレビューも2日目に突入します。

睡眠時間が足りないのか低気圧のせいなのかこの日は起きた瞬間から頭痛が半端なくて結構辛かった…けど会場到着したら治った!フジロックマジック!ww

2日目はホント書くこと少ないんですよねー。ほとんどライブ観なかったし。。とはいえ会場に行かないのももったいないので、せっかくなので色々食べるいい機会になりました。っていうかこの2日目の人ごみっぷりがヤバかった。まず11時ごろに到着した時点でリストバンド待機列が見たこともないレベルで延びていました。シャトルバス乗り場まで列が延びてるなんて初めて見た…3日券でホントよかった。

とりあえず夕方までヒマだったのでダメロッカーズと会ったり、奥地でたまやんみこちゃんなおさんらツイッターの友人たちとピザ食べたり、なんと全くライブを楽しむことなく過ごしてました。こういうのもなかなか楽しいですね。そのほかにも昼過ぎからまた鬼畜な豪雨が降りしきる苗場でBjorkを観に来た軽装備のお客さんを見るなどして楽しんだ。

こんなに観るものがない日は今までで初めてだったけど、まさかの観たいアーティストが15時~16時台で全被りするという鬼畜のタイムテーブルを恨みつつ、グリーンステージのモッシュピット内で彼らを待つ。

FOALS
数年前からずっと観たいと思っていたアーティストが3rdアルバムをドロップした最高のタイミングで来日決定!個人的に今年のフジロックの目玉アクトのひとつだった。ダンサンブルでエッジの効いた音が特徴的なバンドであったが、最近では音圧もあがってよりへヴィに、壮大かつ幻想的な演奏を前面に押し出し始めている。そんな成長振りを証明するかのように1曲目は最新アルバムの1曲目から「Prelude」を披露。静かで厳想的な立ち上がりから徐々にハードな演奏になっていく様が既に圧巻。新生FOALSの姿が垣間見れた。そこからは得意のダンサンブルロックを連発。モッシュピットも演奏に呼応してダンスピットに!このライブのハイライトは終盤、新作からのリード曲「Inhaler」から「Providence」の流れ。ラストには待ってましたの「Two Steps,Twice」ともはや盛り上がりは収まらず。ダンスピットはついにモッシュ状態にw素晴らしい盛り上がりだった。ただ正直な話、まだまだグリーンステージのような大舞台は似合わないなと感じてしまったのも事実。もう少しこじんまりしたステージで観たかったかな…いやそれでも良かったけども!

Karl Hyde
泣く子も黙るフジロックの常連アクトUnderworldの片割れカールおじさんがソロプロジェクトで苗場に戻ってきた!正直ライブ観るまではUnderworldでこいや!!と罵っていたがとんでもない間違いだったとライブを観て反省した。
次のアクトにBjorkを控える中でいったいどんなパフォーマンスをするのかと思えば、いつになくそれ以上にカールハイドらしいパフォーマンス。 アンダーワールドでもところどころに垣間見れる音作りの美しさを前面に出しながらもエレクトロ的な要素は抜けきらない。そんな儚くも美しい音楽が苗場の夕暮れにマッチングしすぎていた。正直あのオレンジの空とカールの美しい電子音に鳥肌立ちっぱなしだった。期待されていたアンダーワールドの曲はやらなかったけど、あれはやらなくて正解だった。お世辞にも人は多くなかったけれども素晴らしいステージだった。

日も暮れて多くの人がグリーンステージへと向かう中、自分はといえばオアシスエリアでアホのように腹ごしらえ。だってめっちゃ空いてるんですものwwさすがビョークさんの集客力wwたぶんこの1時間ちょっとでオアシスの店ほとんど制覇したのではないかと思う。体力も回復しBjorkに目もくれることなくレッドマーキーへと向かう。

Boys Noize
マーキー2日目の大トリは始まる5分前にも関わらずかなりのガラガラっぷりだったが、Boys Noizeを待つ人の熱気はとても伝わってしたし自分もその1人。マーキーとは思えない3枚の巨大LEDパネルと真ん中にある大きなセットには黒幕がかかっている。しかしなにやら右側のLEDパネルが不調なようで時間になっても始まらない。定刻10分ほど過ぎたあたりでLEDパネルがやっと点灯し場内大歓声。そのまま暗転しBoys Noizeのライブがスタートする!ステージの真ん中にはどんなセットが組まれてるのかと思いきや、大きなスカルのDJセットが!まぁとにかくクソだせぇwwスクリレックスといい最近のやつらはセンスがどうかしていると思う。
何はともあれライブ!1音目が鳴った瞬間悟ってしまった。これはヤバイライブになるだろうと。CDで聴いていた曲と違ってとんでもない音圧と重低音の嵐!!それにプラスして、自分の持ち曲にいろんな有名曲を突っ込んでくる多彩っぷり。そんな音の嵐に付随してスカルのセットがピカピカ光るわVJとリンクしまくっていて前方ブロックはもはや狂乱状態。セットリストに関しても盛り下がるような選曲は一切なく必殺曲を余すことなく次々とプ レイ。っていうかこんなにかっこいい曲多かったか?と錯覚するほどに。これはBjork捨ててきた甲斐があったなと納得のライブ。ラストではもはや前方ブロックはモッシュピット化。ダンスアクトでこの盛り上がりっぷりは凄いと思う。2日目は文句なしでBoys Noizeがベストアクト。踊りすぎて頭おかしくなるかと思ったよ。

Boys Noizeもっと観たかったな~とおもいつつグリーンステージに向かうとEDM直系のFEED MEがとんでもないセットを組んでライブをしていた。けどBoys Noizeを観たあとだと何とも物足りない空気感に苛まれてしまう。といことでそそくさと会場を後に...3日目に備えてとっとと宿に戻る。

2日目のベストアクトはBoys Noizeで決定。正直期待値が低かったのもあるが想像の遥か上をいくパフォーマンスに楽しいだけでなく、もはや踊りながら感動して泣きそうになってた。観たバンド数が少ないぶんひとつひとつをよく覚えてはいるけど、やはりどのアクトも予想していたより素晴らしかった。いやしかしフジロックでのダンスアクトはとにかく鉄板。もっと踊れるアクトを呼んでくれよ!

3日目に続く~

Fuji Rock Festival 2013 Day1

2013年07月30日 20時18分33秒 | 日記
イエース!オーマイガーッ!!(Skrillex風に)

はいどうもです。
ついに2013も終わってしまいましたねフジロック。でも寂しくない。だって来年のフジロックがあるから!!(白目)

ということでね今年も社会人という地位を捨てつつ、ちゃっかり3日間参加してきましたよ。結論から先に言うと今年のフジロックは史上最高に楽しかった。行く前まではメンツが微妙とか体力が不安とかいろいろ思っていたけども、蓋を開けてみればたくさんの友達に会えたし、体重を落としたことで不安だった体力面も問題なかったし、見たアクトは軒並みベストアクト級だった。そんな私のフジロックを恒例の簡易レビューしましょう!暇なときにでも読んで下さいw

例の如く前夜祭には参加出来ない自分なので、友人と共に木曜日の夜から静岡を出発する。深夜の高速をぶっ飛ばし、出演者の予習・復習・合唱をしながら苗場へと爆走するのです。朝4時ごろに現地へ到着し、リストバンドを引き換え。いよいよ2013のフジロックが始まる!と思いながら仮眠を取る。

毎年恒例としているが開場と同時にアーティストグッズの待機列へ!ここで既に思ったがやはり今年は人が少ない。去年はこの時点でかなりヤバかったし。。グッズたくさん購入してやはり最初はもち豚を食べる。これ食べないと始まらないのよね!そして遠くから流れ始める「田舎へ行こう」。いよいよフジロックがスタートする。

Route17 Rock'n Roll Orchestra
ゲストが結構豪華だということで途中から参戦。最初の方ではトータス松本が「バンザイ」を唄っていたり、その後で何故か西城秀樹のYoung Manが聞こえるなと思ったけど、唄ってたのが甲本ヒロトだったと後から知って、見れば良かった少し後悔…自分が到着したころには元ルースターズの大江慎也がステージに登場していた。それにしても更けたな大江さん…声も出てないし残念すぎたよ。最後にはチャボも出てきて全員でポーグスのカバーを披露。ヒロトが何故かパンツではなくTシャツを履いていて際どかったww今後グリーン1発目はこれが恒例になるってどこかで見た気がするけどゲスト次第ではかなり盛り上がるのではないかな?

怒髪天
ホワイトへ移動し男祭り怒髪天をチラ見!相変わらずのテンションとパフォーマンスでなんか安心した。半分くらいしか見れなかったけども「Great Number」や夏だー!!と叫んではじめた「夏のお嬢さん」のカバーや「オトナノススメ」なんかが聴けて大満足。今年で29年目らしく自分が生まれる前からこんなバカやってるって思うと正直尊敬する。

KEMURI
2013のフジロックで初めて最初から最後まで通して観たアクト。6年ぶりにこのステージへ帰ってきたのは邦楽スカパンクのスーパーヒーローKEMURI。いやもう最高の幕開けだった。ある程度の覚悟をしてモッシュピットに入ったけど、やはりかなりの暴れっぷり。1曲目にまさかの「Rules」でもはやモッシュピット内はお祭り騒ぎならぬカオスモッシュ!とはいえ自分もここぞとばかりにスカダンス。何曲かやってた新曲もとてもよかったし定番の代表曲も素晴らしい盛り上がりっぷりだった。6年前にここでKEMURIを見たときにはまさかまた同じステージで KEMURIを観れるなんて思ってもみなかったけど、信じていれば必ず帰ってくるんだなと実感した瞬間だった。とりあえずダイブするときはカバンをどこかに置いてくることを学んだ。(←いまさら)

今年のフジロックの目玉といっても過言ではないグラミー賞受賞アーティストのFUNを数曲で切り上げて、レッドマーキーへ。ここの被りだけはマジでSMASHに殺意を覚えたよ…

Local Natives
USインディーシーンでいま最も旬なバンドLocal Nativesが3年ぶりにフジロックへ戻ってきた。音源だけでも素晴らしいが、とにかくライブの評判がいいアーティストで、自分にとっては初めて観るLocal Nativesだけに始まる前からワクワクがおさまらない。最前列2列目を確保して登場を待つ。FUNの裏ということもあり最初は集客に苦戦したようだった。ライブは新作から「You & I」でスタート。もはやイントロ~唄いだしだけで鳥肌全開。叙情的な雰囲気と完成度の高いパフォーマンスに圧倒される。続いて1stから「Breakers」「Wild Eyes」などこれでもかという名曲の連打に泣きそうになる。ベースとドラム以外のプレイヤーは曲ごとに入れ替わるマルチプレイヤーっぷりを発揮していてまさかのボーカルまで入れ替わっているのに驚いた。盛り下がるような場面は一切なく、終盤を迎えるころにはマーキーもいっぱいの観客で埋まり大歓声に。1番前で見てたけど確かに最初と最後では歓声の度合いが違っていた。これも彼らが素晴らしいパフォーマンスをした証拠だろう。ラストには待ってましたとばかりに「Sun Hands」を披露。間奏からの転調する場面でまさかのモッシュ状態になりかけたけどそれだけ激しく興奮するようなライブだった。素晴らしすぎ!!文句なしでフジ初日のベストアクト。単独で観たい!

セットリスト
1.You & I
2.Breakers
3.Wide Eyes
4.Ceilings
5.Camera Talk
6.Airplanes
7.Heavy Feet
8.Colombia
9.World News
10.Who Knows, Who Cares
11.Sun Hands

Local Nativesの余韻を引きずりながらも初日はまだまだ中盤。ふわふわした気持ちでホワイトへ向かっている途中、グリーンステージではMy Bloody Valentineが演奏していた。っていうかなにこれ!?音小さくね?wwマイブラといえば2月の単独公演で鼓膜破壊並みの爆音を出していたのに、音小さすぎてリハーサルで中音のチェックでもしてるのかと勘違いするレベルだった。正直しょぼすぎ。チラ観程度でよかった。これじゃ楽しみにしていたファンが哀
れすぎる。

Of Monsters and Men
ということでマイブラを捨てて私がホワイトへ観にいったのは、2012年度最高の新人と名高いOf Monsters and Men!!ファンタジックな歌詞と冷たい世界観を見事に融合させながらも、刹那の美しさやカラフルな表現力を兼ね備えた音楽性はArcade Fireを彷彿とさせる瞬間も少なくはない。その風貌からも強く北欧を連想させる。ライブに関しても全く遜色なくむしろより重圧で濃厚なパフォーマンスを披露出来ているように感じた。今回残念に感じたのはオブモン途中から、フジロック名物ともいうべきか突然の豪雨。1番盛り上がるはずの中盤での豪雨だっただけに、うまく観客を持っていくことが出来なかったように感じた。それでもラスト前に披露した必殺曲「Little Talks」では会場が一体化。今後の活動が非常に楽しみなバンドのひとつである。

雨足は弱まることもなく、むしろ延々と降り続きそうな雰囲気を醸し出していたが、この日のホワイトステージには間違いなく入場規制をかけるであろうアクトが控えていたため、グリーンには戻らずそのまま待機。少し経ったころにホワイトステージではFlying Lotusがスタート。バックのモニターと正面白幕モニターを利用した3DVJセットのライブで最初はすげー!!と惹き付けられたが30分ほど経って飽きて離脱。 Avalonにて腹ごしらえ。そして迎えるは初日ホワイトステージのヘッドライナー。

Skrillex
ホワイトに到着したころにはとてつもない人の量であったが、なんとか前方ブロックへ侵入成功。ステージには黒い幕がかかりどんなステージセットかうかがい知れることは出来なかった。開演10分前くらいに幕がはずれそのステージセットの全貌が明らかとなる。隣のステージにいる雷帝が連れてきた雷が光るたびに見える禍々しいステージセットに観客大歓声。これからいったい何が起こるのかといったような巨大ステージセットに息を呑む。5分前になり客電が全て落ちる。まさかの5分前カウントダウンがスタート!少しずつ盛り上がりを見せるイントロ的なSEに会場も徐々にヒートアップする。そしてカウントダウン終了と共に巨大な宇宙船セットのコックピットのような場所にスクリレックスことサニームーアがド派手に登場し「My Name Is Skrillex」をスピン!もう既にクライマックス感が半端ない。巨大な宇宙船のようなセットの後ろにステージいっぱいのLEDパネルでのVJ。もうどこのラスボスだよと思うほどに。まぁとにかくセットが放つレーザービームや照明、火柱やスモーク、VJなどの曲とのリンクが凄い。もはやライブじゃなくて狂乱の宴。
同じような展開の曲が続き若干の中だるみはあったものの、中盤ではまさかの宇宙船が変形しスクリレックスごと空中に舞い上がるスーパーサプライズが!自分の位置からは上 を見上げないと見えないくらい高いところに行ってしまったので、中盤殆どサニームーア見えなかったwwしかしながら更にスピードアップする曲とVJになんだこれはと踊るというよりも圧倒されっぱなし。ラストにはやっぱりあの曲「Scary Monsters and Nice Sprites」を披露。もうイントロだけでもとんでもない盛り上がりだったが、「イエース、オーマイガー!!」の大合唱からのモッシュ状態にwwたかがDJ、されどDJ。こんなステージは初めて観た。DAFT PUNKのピラミッド並の興奮がそこにはあった。Skrillexのステージはとにかく圧巻だった。音に好みはあれど、あのステージが微妙という人はまずいないだろう。世界中で絶賛される理由がよくわかった瞬間だった。

これで自分のフジ初日は終了。雷帝NINのライブも大絶賛だったけど、このスクリレックスのライブを観て全く後悔してない。初日は夕方かた降り続く豪雨と眠気に、最後はテンションと体温を奪われてそそくさと退散。2日目に備えて会場を後にする。

ベストアクトは前述したとおりLocal Natives!スクリレックスも捨てがたいけど、やっぱり期待値が高かった彼らを!

2日目に続く~