- 病気をしている人には、心や行いにおいて、それなりの罪があります。
- 今、病気になって苦しんでいるのであれば、肉体の不摂生や、家族の問題、事業の問題などで、何らかの罪があるのです。
- したがって、単に「治してください」と願うだけではなくて、やはり反省もしなければいけません。この反省の気持ちが、「我らの罪をお赦しください」という言葉に表されているわけです。
- ここで「我ら」と言っているのは、病気をしていても自分だけの原因ではないことがあるからです。
- 自分が病気の状態になっているときには、家族や会社にも問題があるでしょう。また、広い意味では、日本人、あるいは地球人としての罪もあると思います。
- 個人だけの問題ではなく、人類として、あるいは国民として罪を犯しているために、いろいろな悪い病気が流行っている場合もあります。
- その意味において、自分の病気を治す場合にも、「我らの罪をお赦しください」と言っているのです。
『「病気平癒祈願」講義』p23