アビガンが効かなかったとメディアで報じられ、アピールしまくった首相も辞任し、表舞台から遠さがっていた感のあるアビガン(ファビピラビル)が、ようやく承認申請されると報じられました。
軽症の内にアビガンで叩き、重症者にはベルクリー(レムデシビル)と思っていたのに、一向に承認申請がなされなかったのは、「シンゾーがアピールした薬なんか使えるか」というバイアスがかかっていたからだと、蟷螂は考えています。
どう考えても海外製の、点滴でしか投与されない高額なレムデシビルよりも、錠剤で扱いやすい、その上安価なアビガンが承認されないのは絶対におかしいと思っていました。
そしてそれが今頃になって承認申請されるという、おかしな仕組み。
蟷螂は高齢の持病のある全世帯にアビガンを配布するべきだと訴え続けていました。
催奇形性など高齢者には無縁(なかには無縁でない人もいるかもしれませんが)。
現状は、高齢の持病のある世代は外出もままならず、外出先でちょっとでも咳き込んだり鼻水でもすすろうものなら白眼視されるので、ならば蟄居していた方が無難とばかりに引きこもっている老人も多いのではないでしょうか。
実際、毎日スーパーでお買い物をしている同居人でさえ、この半年ばかりは2~3日に一度しかお出かけせず、仕方なく今日もAmazonfreshにオーダーをかけたところです。
そうなると、アビガンは特例で早期に承認されなければ意味がなく、これが2~3か月後に承認されたとしてもあとの祭り、第3波の真っ盛りになるかもしれません。
感染性疾患は初期に流行を抑えなければ意味がありません。
現にイギリスやスペインでは4000人/日の感染者が発生しているそうです。
文化の違いとはいえ、少し多すぎるような気がします。
今日の東京の感染者数は88人だそうですが、4連休中の感染者数減にはまったく意味がありません。
連休が明けた3~4日後の感染者数が少なければ峠を越したと思っていいかもしれませんが、そうなるとGoToトラベルやイートが東京に適応されて、再び大波が襲い掛かってきかねません。
そこで、簡便に処方できるアビガンの出番になるということです。
加藤にとって代わった田村厚労大臣は、報道1930でおなじみの顔、キャスターがビシバシ質問して早期の承認を後押しすれば、10月から使えるようになるのではないでしょうか。
いや、使えるようにしてほしい。
ワクチンが試行錯誤している今、とにかく待たれる特効薬の出現、胡散臭い民間療法や漢方がはばを利かせ始める前にアビガンを承認しておく意義は大きいと思います。
効く効かないは後の話。
タミフルだって大した効き目ではないのに特効薬になっています。
アビガンの承認によって、高齢世帯に安心感が広がり、外出の機会も増えてくれば景気の再浮上も見込めます。。
GoToはアビガンが承認された後でもいいと考えているのは蟷螂だけでしょうか。