一時160円を付けた円が一気に155円まで高くなったのは、やはりドル売り円買いの介入があったのだろう。
石油から食料迄輸入に頼り切っている日本にとって、超円安は決して好ましいことではなく、物価の上昇に一段と拍車がかかることは間違いなく、そうなると日銀としては、金融の引き締めに走らざるを得なくなり、インフレ下のデフレの到来となるので、かなり大規模な介入をしたと思われます。
ただこの円安、観光業界にとっては追い風になっているので、観光業界を丸抱えしている政権与党にとっては笑いが止まらないと思います。
だからこそ、このような状態になるまで円安を放置していたのでしょう。
折しも昨日、メディアの予想通り、衆院補選で立民が全勝しました。
解散総選挙の足音が刻一刻と近づきつつあります。
自民の勇み足とはいえ、マスコミ主導で政権が変わるとしたら、Y新聞のH君も笑いが止まらないかもしれません。
下町の安食堂を営んでいた親父は、不景気の時にやけっぱちになって吠えるように言いました。
『もっと景気が悪くなれ!』と。
そうすれば、高級飲食店に向かう客足が下町の大衆食堂に流れてくるというのが、親父の理論だそうです。
結局円の高低にかかわらず、泣くのは中小木企業の経営者ということになります。
取り敢えず手元にある数枚のドル札は、まだ持ち続けていた方がよさそうです。
それにしても今解散総選挙になったら、政権交代は間違いないでしょう。
あの、O澤の高笑いが聞こえてきます。