自民党の総裁選が来月行われる事になった。
現職の首相である菅さんは勿論出馬するが、対抗馬として岸田さんが出馬表明した。
岸田さんは公約らしきものとして党役員の任期を最大3年にすると発言して話題をよんでいるが、仮にも実質的な首相を選ぶ選挙で党の内規設定だけがクローズアップされるとは少し情けない気がする。
まあそれだけ争点がない選挙なのだろうが、過去の総裁選を見ると現職が負けたのは一回だけ(福田対大平)。圧倒的に現職が強いことから、想定外のことが起きない限り、今回の総裁選は菅さんが勝つだろうと予想する。
問題は10月に行われるだろう衆議院総選挙だ。
ワクチンの接種が進めば進むほどコロナ感染は落ち着いてくるはず。10月初めには国民の7割がワクチン2回接種を終える予定だという。これで感染が落ち着けば自民はとりあえず過半数を維持して菅政権はとりあえず安泰となる。
しかし、感染が収まらないと自民は苦戦、公明と合わせて過半数は維持するだろうが、単独ではが過半数厳しいかもしれない。すると当然執行部の責任問題となり、改めて総裁選をやる可能性が高い。その時には茂木、河野、小泉などの注目されている候補が出馬して本格的な論戦になるのではないだろうか。
この秋から冬にかけて政治は大きく動きそうだ。