トゼンの世相斬

政治経済で日々思いついたことを書き綴ります

Apple 第2四半期決算

2021-04-30 14:22:08 | 日記
Appleの決算が発表された。日経では前年同期と比較して売上が1.5倍、純利益が2.1倍と書かれていた。ちなみに利益の額は236億ドル、つまり2兆5千億円!

ソニーが先期の決算で純利益が1兆円超えたと報道されていたが、Appleは四半期で2兆円以上も稼ぐ企業で、そのレベル感に圧倒されてしまう。

せっかくなのでAppleの決算をもう少し詳しく見てみたい。

製品別でみてみるとiPhone、Mac、iPadはそれぞれが前年同期比70%増で均等に売上を伸ばしたといえる。いわゆるコロナによる巣ごもり効果で、特にMacとかiPadが売れたようだ。

地域別でみると一番伸びたのが「その他アジア」で前年同期比94%増。具体的にどこなのかわからないが、インドネシアとかシンガポールか。次に伸びたのが中国で87%増。ちなみにAppleは利益の20%を中国で獲得している。あまり米国が中国を邪険にすると利益に影響が出かねない。リスク要因の一つ。

注目点はサービスの利益。所謂TVとかMusic、iCloudなどだが、順調に売り上げを伸ばしており、利益面ではすでに全体の3割はサービスで稼いでいる。いずれ製品販売の利益を超えていくだろう。

あともう一つ注目は流通株式数。わざわざPress Releaseに書いているのだが、前年同期と比較して約70万株減っている。これは自社株買いをしているからだが、単純計算で1年で4%に当たる70万株が市場から買い上げられている。今後も当分続けるようだが、高い株価維持の一つの根拠になっている。

昨日4月29日の終値は133.48 PER36.2

まだまだAppleは成長しそうだが、やっぱり割高に感じてしまう。米国金利が上がってくると予想されて、今の割高感が解消されたら買いたい銘柄だ。

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