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近所に、クラシック音楽の流れる喫茶店を見つけました。
電子ピアノとオルガンが常備され、
小さなサロンコンサートができるような場所でした。
喫茶店のオーナーが、声楽を専攻されてたとのことで、
声楽のレパートリーが多かったですが…。
ついつい、
時間がゆっくりと流れ、腰に根が生えてしまいます。
先日、平均律というバロック音楽の流れる
こだわりの喫茶店にも行ってみましたが、
平均律という名前さながら、
バッハはじめ、バロック音楽が流れ続けていました。(ここも住めそうだ。)
そこでは、自分のお気に入りのカップで、
お茶や、コーヒーが楽しめるとか。
やはり、アンティークな感じで雰囲気が良かったです。
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喫茶店、カフェのルーツをたどってみると、
イスラム世界で普及したコーヒーが、オスマン帝国の西方進出とともに、
ヨーロッパに広がり、
17、18世紀のイタリア、イギリス、フランスなどで開かれた
コーヒーハウスというものがあります。
そこは啓蒙主義の時代、市民たちが、
政治について話し合い、芸術を論じる、欠かせない社交の場になっていたといいます。
このコーヒーハウス、政治家や商人の情報交換の大事な場でもあったとのこと。
異常なまでの株式ブームもここから起こり、
のちに世界の海運情報を独占する、ロイド海上保険会も、
ロイド軒というコーヒーハウスから起ち上がったというからなんとも。
最近、朝活、朝カフェでの勉強会とか、働く女子たちの間ではやっていますが、
朝カフェの一人時間でものを書いていることが転じて、大学院に進学、
その後講師になったとか、起業したとかいう話も聞いたことがあります。
カフェという場をとおして、色々なものが生まれる、
まさにそんな感じだったんでしょうかね。笑
時代が変われど、人間は根本的に同じなのかもしれません。
ちなみにイギリスのコーヒーハウスは女人禁制だったようです。
バッハも、演奏の場を“教会”から“コーヒーハウス”にまで広げ、
コーヒーカンタータなるものを作曲しています。
カッフィ~♪から始まったりするんですね~。(カッフェーじゃないのかと個人的に思った。)
当時、演奏は、主に教会や、王侯貴族の館など身分の高い人たちの間に限られていたので、
コーヒーハウスで開催されたバッハの演奏会は、
一般民衆にとって音楽鑑賞の貴重な場だったようです。
東京にも沢山のカフェがあって、
おしゃれなお店も沢山あるけれど、
コーヒーハウスさながらな喫茶店が、
もっとあるといいなぁ。
ちなみに、私も朝活、ひとり時間、がんばろうと思います。。。。
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