行定監督の『真夜中の五分前』を観た。
行定監督の作品が好きなので監督の作品はよく観ます。
三浦春馬君、いいですね。
『真夜中の五分前』は上海が舞台になっていて原作は日本なのにどうしてなのかなあって思っていたら、何日か前に行定監督のインタビューが朝日新聞に載っていたのでその理由が解った。
7年前くらいから映画化しようと思って日本の大手映画会社各社に持ち込んだけど、ラストが曖昧で観客に答えを委ねる余韻の残る最後になっているので断られ、それならと脚本を上海に舞台を変えて書き直して中国との合作ということになったそうだ。
中国では昨年秋に4000スクリーンで封切られたようで、日本の総スクリーンが約3300くらいだそうですから驚異的な数ですね。
日本で上映される映画は洋画が減って邦画の方が増えているそうですが、低予算の映画が多く、コミックやアニメの実写化が多くなり、監督の作りたい映画はなかなか撮れないということだった。
特に大手映画会社はヒットしそうなものにしか手を出さなくなったそうだ。
だんだん日本での映画制作は難しくなってきて、今回のように海外と合作の作品がこれから増えてくるのかも。