『アゲイン 28年目の甲子園』、観ました。
原作は重松清さんの小説。
46歳の晴彦は妻と離婚し一人娘ともぎくしゃくした関係でいる。
そんな彼の元に一人の女の子が訪ねてくる。
彼女は高校時代同じ高校の野球部で甲子園を共に目指した友人の娘だった。
父親の遺品の中からまだ出していない年賀状の束を見つけ、
そこに書かれていた住所を見て晴彦を訪ねてきたのだった。
彼女はマスターズ甲子園のスタッフをしていて彼にマスターズ甲子園の出場を勧める。
彼女の父はあることがきっかけで高校を辞めて野球からも遠ざかっていた。
何故彼女の父は高校を辞めることになったのか、何故年賀状を出せずにいたのか、
それがだんだんと分かってくるのですが・・・。
重松清さんはマスターズ甲子園の取材をしていて、それがこの小説を書くきっかけになったそうです。
私はマスターズ甲子園のことは全然知りませんでした。
沢山の高校球児が甲子園を目指して日々練習を重ねるのですが、
それでも憧れの甲子園大会に出られるのは難しい。
その夢の甲子園で野球をやってみたい。
そんな元高校球児たちの夢を叶えてくれるマスターズ甲子園。
マスターズ甲子園の最後に選手が自分の大切に思っている人とキャッチボールをやるんですね。
高校を卒業してそれぞれの道に進みいろんなことを経験して人生の喜びや悲しみを味わったと思うんです。
高校球児の人数だけそれぞれのストーリーがあるんですね。
派手な演出はありませんが逆にジーンとくるものがありました。
浜田省吾さんの歌も素敵でした。