BMW好きとしては、BMWに関連したグッズ、特に良い洋書の写真集などを見つけるとつい購入したくなってしまう。既に何冊か豪華な洋書写真集をコレクションしているのだが、先日こちらの古い写真集を見つけて、思わず購入してしまった。
1990年に出版された、スペイン語のBMW写真集である。表紙を飾るのはオレンジのBMW Z1。64ページほどで、34年前に出版されたかなり古いものだが、保存状態はとても良い。全ページカラー写真なので洋書としては、このレトロ感含めてなかなか素敵である。主にBMWのクラシックカーなどを取り上げており、また1990年と言えば、Z3が発売される7年も前の本なので、最新のオープンスポーツとしては、Z1が掲載されている。
僕の好きなBMW 507も掲載されているが、これがこちらの写真集を購入した一つの大きな目的であった。内装含め、なかなかキレイな写真が掲載されているので見ていて楽しい。
また伝説的なミニファミリーカーイセッタも掲載されているが、今見てもこの車はかなりキュートで面白い。ある意味軽自動車を先取りしたような小さなフォルムだが、こんな車で今町中を走ったら、きっと大きな注目を集めたことだろう。デザインが何ともオシャレである。
クラシックカーとしては、BMW 502、BMW 327、レースカーであったBMW 328なども美しい写真が掲載されており、特にネイビーのBMW 327は思わずその美しきフォルムに見とれてしまう。
後半は、Mシリーズの初代となったM1も載っており、ガルウィングのバージョンなども掲載されており、かなり貴重な写真資料である。
それにしても、やっぱりBMW車のヒストリーをキレイな写真で観賞するのは本当に楽しい。その高いデザイン性や機能性を見ているだけでとても脳が刺激される。やっぱり車というものは、単なる移動手段や“足”であるのみならず、一つの芸術作品、そしてそのデザイン美、機能美を楽しむのが正解だ。そして僕にとってBMWの歴代車種を見ているだけで、何だか幸せな気持ちになってしまうので、また新たな写真集を入手出来てラッキーであった。