僕は車が好きなので、BMWのものを中心に多くの車関連の洋書を持っている。そんな中でもお気に入りの洋書、『my cool convertible』をご紹介したい。
2016年に英国で出版された160ページほどのハードカバー洋書だが、タイトルの通り、クラシックなオープンカーだけを取り上げている写真集となっている。キレイなカラー写真が満載で、僕も知らなかった多くのクラシックな名車が取り上げられている。
どの車も実にフォルムが美しい。単なる車にあらず、もはや芸術の域に達している名車ばかりである。車体のみならず、コックピットの写真も多く掲載されており、これがまたレトロで、今見ると何ともデザインが美しいのだ。
こちらの赤いカルマン・ギアは本当にフォルムが芸術的である。僕の大好きな芦川いづみも昔所有していた車としても有名だが、そのせいかとても気になる車だ。
他にもオシャレなhonda s800、赤くて美しいAlfa Romeo、ブルーのrenault caravelle、フォルムが何ともカッコいいブルーのCorvette、ブルーのaston martin DB6 vantage volanteなど、見ているだけで惚れ惚れするような車がたくさん紹介されており、レトロなメーター類や内装も含めて感動的なデザインである。
海外本といっても、ペーパーバックと呼ばれる単行本は紙質もかなりチープで、まさに読み捨てするような本が多いが、一方でハードカバーの洋書は、逆に紙質も上等で、美しいカラー写真などもふんだんに使われており、素晴らしいクオリティなので、インテリアとして飾ったりするのも楽しい。
特にこのような美しい車の写真集は眺めているだけで楽しめるので、良い車の洋書を発見すると、つい買いたくなってしまう。そしてBMW Z3を再び手に入れた今、改めてこのコンバーチブルの写真集が心に響き、自分にとって特別な意味を持った写真集となった。