何とも嬉しいことに、3月11日から4月14日までの1カ月間、神保町シアターで5回目の芦川いづみ映画祭、『恋する女優 芦川いづみ第5弾』が開催されることが決まった!今回は芦川いづみデビュー70周年記念として開催される。やっぱりこれだけ何度も繰り返し開催されるというのは、如何に芦川いづみをみんなが求めているのかがわかるというものである。
今回のチラシは、『青春怪談』という映画に主演していた若くて可愛い芦川いづみの写真。相変わらず芦川いづみの写真チョイスが素晴らしい。この映画もDVDを持っているが、まだかなりあどけなさが残る芦川いづみだ。これまでの4枚の映画祭も毎回チラシが秀逸である。
毎回、上映される作品は少しずつ違うのだが、今回も全20作品の芦川いづみ主演作が公開される。1週間に5作品ずつ、計4週間で20作品だが、例えば1週目の5作品は、毎日5作品が上映され、翌日は順番を変えて同じ5作品が上映される。つまり、自分が観たい映画は、日によって朝であったり夜であったりと公開時間が変わるので、自分の都合の良い回で観ることが出来る仕組みだ。そして、2週目に入ると、また新たな5作品の上映に入れ換わっていくのだ。
僕は今回の20作品の中で、2作品だけまだ観ぬ芦川いづみ作品がある。正確に言うと、まだ“DVD化”されていない作品なので観れていない為、今回は絶対劇場で観たいのだ。それは1週目の5作品に入っている『東京の人』と、2週目の5作品に入っている『白い夏』の2作品だ。これは何が何でも観に行かないと(笑)。
それ以外の18作品はDVDで持っているので、いつでも観れるのだが、芦川いづみ作品をスクリーンで観ることが出来るというのは、またDVDで観るのとは違う喜びがあるものだ。今回もこのまだ観ぬ2作品を、高齢者のおじいちゃんたちと一緒に観ることを楽しみにしている。50歳を超えている僕が、若造に見えてしまうくらい芦川いづみの往年のファンが大勢押し掛けるのである。