blue deco design lab

MetaFiveって誰?

最近、Meta Fiveと言うバンドによる、『META』と言うアルバムがリリースされた。これは何と、高橋幸宏、小山田圭吾、Towa Tei、砂原良徳、ゴンドウトモヒコ、LEO今井の何とも豪華な6人により編成されたバンドなのだ。高橋幸宏と言えばやはりYMO。元々は高橋幸宏の元で臨時編成された期間限定バンドだったつもりが、個々の強烈な個性による見事な化学反応により、アルバムを出すことになったようだ。



アルバムの全体的なテイストはテクノャbプ。YMOのようにどこか懐かしくもあり、また最近のEDMのように新しくもあるサウンドは、普遍的で不思議な魅力を感じる。メンバー全員がYMOとの関わりがあることで、かなりYMOへのオマージュ的なサウンドにもなっているのも確かだが、高橋幸宏以外のメンバーによる強烈な個性でとてもカッコ良く、斬新な打ち込みテクノに仕上がっており、僕も久々に刺激的なサウンドに出会った思いだ。



アルバムは下記全12曲。6名がそれぞれ2曲ずつを作曲して持ち寄り、そこに他のメンバーが編曲などの味付けを加えて行く形で制作された"テクノャgラック"みたいなものだ。どの曲が、誰による作曲かも記載しておくが、それぞれ作曲者のカラーがはっきりと出てはいるのだが、"共作"により最終的には編曲されているからか、バラバラなコンピレーションアルバムみたいにはならず、アルバム全体としての統一感が何とも素晴らしい、完成度の高いアルバムである。



01. Don’t Move(小山田圭吾)
02. Luv U Tokio(砂原良徳)
03. Maisie’s Avenue(LEO今井)
04. Albore (Tei Towa)
05. Gravetrippin’(ゴンドウトモヒコ)
06. Anodyne(高橋幸宏)
07. Disaster Baby(LEO今井)
08. Radio(META version)(Tei Towa)
09. W.G.S.F(ゴンドウトモヒコ)
10. Split Spirit(META version)(小山田圭吾)
11. Whiteout(砂原良徳)
12. Threads(高橋幸宏)



どの曲も素晴らしいが、僕が特に好きなのは小山田圭吾作曲で、LEO今井の英語歌詞がうまくマッチしたハイテンャeクノ、『Don't Move』。なかなか秀逸なYMOの進化系サウンドだ。また、如何にもTei Towaらしいアップテンモネ『Radio』も素晴らしい。砂原良徳作曲の『Luv U Tokio』はなんともオシャレで、YMO的なテクノで、途中YMOへのオマージュもしっかり挿入されている。また、美しい女性が登場するPVがまたとてもカッコ良く出来ている。今まであまり聴いたことがなかったLEO今井による2曲と、ゴンドウトモヒコの2曲が意外にもかなり良かったのは新たな発見であった。




今年はまだ始まったばかりだが、このアルバムは早くも今年の"イチオシアルバム"に当確である。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「音楽」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事