80年代当時の時代背景は、映画「The Wedding Singer」(ドリュー・バリモア主演)などで見ることが出来るが、女性は誰もがジョン・テイラーに憧れ、少年は白い手袋をはめてマイケルのムーンウォークに熱狂し、ギター小僧は誰もがEddie Van Halenのギターに酔い痴れていたものだ。この時代に大好きだったアーティストは実に数多く存在するが、「Rio」のほかに忘れられないアルバムとしては、やはりマイケル・ジャクソンの「Thriller」だろう。アルバム曲の殆どがシングルで、最初からベスト版みたいなこのアルバムの完成度の高さは、20年以上経った今も色褪せていない。世界で最も売れたアルバムとしてギネスブックに載っているが、このアルバムは間違いなく音楽史上に輝く最高傑作だ。
このマイケルと対照的ながらも同じくらいの”変人”として時代を席巻していたのがプリンスだ。彼の今年のスーパーボウルのハーフタイムショーでのライブはまだ記憶に新しいが、今でも健在なのが凄いし、マイケルのようにスキャンダルに汚れることも無く、未だにその生活がベールに隠されているところがまさに”変人”たるところだ。彼はその音楽性もルックスもかなり灰汁が強いので、好き嫌いははっきり分かれるところだが、好き嫌いを通り越して僕は最初に彼の音楽を聴いた時、ある意味”現代のモーツァルト”であるかのような衝撃を感じ、その天才ぶりには度肝を抜かれた。映画のサントラにもなって当時大ヒットしたアルバム「Purple Rain」も僕の好きなアルバムのトップ20に入っている。
80年代初期に好きだったバンドにThe Policeもいるが、彼らのアルバム「Regatta de Blanc (白いレガッタ)」もかなりの傑作で、今でも時々iPodで聴いている。今年The Policeが復活、全米ツアーも控えているが実に楽しみだ。また80年代当時から登場して今日も第一線で活躍するマンモスバンドにU2がいるが、彼らの「The Joshua Tree」も完成度が極めて高く、まさに80年代の傑作アルバムと言える。エッジが奏でるU2独特のカッティングギターサウンドは彼らの永遠のトレードマークで、最近でもアルバム「How to dismantle an atomic bomb」で証明した通り、その変わらぬレベルの高さとU2サウンドが健在なのが嬉しい限りだ。
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克憲
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