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思い出の曲 32: 小泉今日子 最強の2曲!

80年代のアイドルと言えば、間違いなく松田聖子と中森明菜という2トップが君臨していた黄金時代であった。その他にも数多くのアイドルが毎年登場し、それぞれにファンを獲得しながら、今で言う自分の推しアイドルを決めて熱狂していた楽しい時代だったが、聖子ちゃん、明菜ちゃんに続く3番手のポジションを常に確保していたのが、キョンキョンこと小泉今日子である。

2トップと同じ路線で売っても2人を超えられないと悟った小泉今日子は、独自路線を貫いたことで大成功。“なんてったってアイドル”という曲名にも代表されるように、まさに“アイドル“であることを前面に出し、キュートで普通の女の子らしくも、聖子ちゃんや明菜ちゃんがやらないような新たなアイドル像を作り上げたが、これが大いなる差別化要素となり、不動で唯一無二な3位ポジションを築くことに成功したのだ。

昨年、小泉今日子のライブに行ったが、今でも精力的に活動しており、年輪を重ねてもそのキュートさは変わらないのが小泉今日子の凄いところ。タイプで言えば、有村架純と浜辺美波を足して2で割ったようなキュートさは永遠である。

僕は80年代当時一番聖子ちゃんが好きだったが、明菜ちゃんやキョンキョンなどもまんべんなくチェックしながら聴いていた。そしてキョンキョンもかなりハマっていた時期があった。聖子ちゃんとはタイプが全然違うので、自分の中では全く競合しないのだ(笑)。

彼女は90年代に入ると、アイドルとしては先進的なハウスミュージックの要素を逸早く取り込み、なかなか面白い挑戦をしていた。前回この思い出の曲コーナーでキョンキョンの『Beat Pop』というアルバムを取り上げたが、このアルバムも従来のアイドルアルバムとは一線を画したアルバムであったことで、今でも好きなアルバムの1枚となっている。

そして今回取り上げる思い出の曲は、キョンキョンを一躍トップアイドルに押し上げた2曲だ。まず1曲目は『艶姿ナミダ娘』だ。これは1983年にリリースされた7枚目のシングル。これは僕も一気に小泉今日子に心を鷲掴みにされ、ファンになってしまった思い出深い1曲で、キュートでノリノリなこの曲は当時大ヒットした。ジャケットのキョンキョンも、まるで浜辺美波みたいで本当に可愛い。ジャケ写の中では僕のイチオシだ。

そしてもう1枚が『渚のはいから人魚』。1984年にリリースされたこのシングルは彼女の9枚目のシングルで、『艶姿ナミダ娘』で掴んだヒットのツボを、また新たなスピード感のある曲で再現・進化させた1曲であった。この曲で初めてオリコン1位を獲得し、なんと33万枚を売り上げて一気に他のアイドルから何頭身もリードする存在に駆け上がった。

売上としては『渚のはいから人魚』に軍配が上がるが、個人的には最初に聴いた衝撃という意味では、『艶姿ナミダ娘』の方が思い出深いかもしれない。この2曲は両方シングルEPレコードとしてつい最近買い直したばかりなのだが、やっぱりEPレコードで聴くと実に素晴らしい。シンセサウンドのキレもいいし、弾けるようなキョンキョンの歌声も特に可愛く響く。まさに全盛期のキョンキョンを封じ込めたレコードである。

当時良く聴いて、思い出に残っているシングルレコードなどを買い直しているが、やっぱり聖子ちゃんで言うと、『青い珊瑚礁』、『夏の扉』、『チェリーブラッサム』、『秘密の花園』、『瞳はダイヤモンド』の5曲は名曲中の名曲。そして明菜ちゃんで言えば、『スローモーション』、『セカンドラブ』、『北ウィング』の3曲は絶対外せないし、キョンキョンの『艶姿ナミダ娘』と『渚のはいから人魚』はやっぱり思い出深い最強のシングルである。これらトップアイドルの名曲を聴きながら、80年代に浸るのも至福のひとときである。

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