虹のある星

おバカに真剣、じゅんめんの自由帳

邂逅

2007-11-17 23:59:10 | じゅんゾーン
たぶん、気づいていたのだ。
でも、あの子の声を聞いてしまうと、
いろんなものを感じてしまうから、
それが辛いことだと思っていたから、
わたしは、あの子を
叩きつける。
蹴り飛ばす。
ぐいぐいと首を締め上げる。
ナイフでメッタ刺しにする。
冷凍庫に押し込める。
なのに、あの子、
死んでくれない。
だから、無視することにした。
無視するうちに、あの子は見えなくなっていた。
また、あの子を見つけることが出来たのは、
出逢えたから。
勘違いでもいい。
妄想でもいい。
とにかく、わたしは
あの子と一緒に生きていくことにした。
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