もしかしたら、
このイベントは、
彼に出会えるチャンスかもしれない。
ただし、
お互いに家族連れ。
あなたは、そんな彼を見て、辛くならない?
自分に問うてみる。
よく考えてみて。
私は、想像した。
彼と彼の奥さん、娘さんが、同じ場所に来て、
3人で、楽しく過ごしているところを遠くに見つけるの。
私も、家族と、
何時間もかけて、ようやく、その場所に辿り着いた。
そして、彼にこっそり、目配せして、お願いだから気が付いて!と、心の中で叫ぶ。
彼は、偶然、私の方を見たけれど、
知らんぷりして、また家族の方へ向き直る。
目があったのは、たったの1秒だけ。
その1秒に、何を思うだろう。
それでも、構わない。
はっきり、感じた自分の気持ち。
私は、変わったね。
嫉妬の向こう側にいる。
けれどこれは、
会ったことにはならない。
見かけただけ。
そう、言い換えるならば、
もうすぐ、私には、あるイベントで、彼を見かけるチャンスが訪れる。
そして、その1秒で、確信したい。
いつか、あなただけに会うって。
その時は、
心から、甘えさせて。