手術当日。
早朝、まだ横になっていたら浣腸をもった看護婦さんが現れ、浣腸~
しかし全然我慢できなくて、ほんまに一旦液体をお尻におさめただけやん!なスピードで出してしまったけど、
普段便秘じゃないならまあ大丈夫ですよ~
と言われる。
読んだ漫画の中では下剤飲みまくって腸カラッポにすんの必須っぽかったので拍子抜け。
いいの?
ビーフコロッケまだ体内に残ってるよ。。。?
朝から来てくれた夫と5分だけ話す事が許され、ちょっとほぐれる。
歩いて手術室へ向かい、名前やこれから受ける手術の内容など再確認されている時からどんどん恐怖心が襲ってきて泣き出してしまい、
手術台に上がっても大号泣
シクシク。。。とかではなく、
ウワーン!ウグッウグッ。。。ビエーン!
と子供のように泣き続けました。
手術、ほんとーーーー・・・に恐ろしかった。
今からでもやっぱりやめます!って言いだす1秒前。
何かに祈りたいと思ったけど無宗教で何にも祈る対象がなく、こういう時信じる神がある人は強いよな、
何かに入信しておけば良かった・・・!とか考えていました。
とにかく何かにすがりたい程恐ろしかった。
たくさんの人に囲まれて、泣き続ける私に頑張ろうねー頑張ろうねーって腕をさすってくれる人もいれば、
はいはいやりますよーって感じにテキパキすすめる人もいた。
「これはまだ眠くならないやつですよー」って酸素マスクを乗せられた記憶はあるけど、
「はい、じゃあ・・・」くらいから記憶なし。
意識が戻ったのは4時間半後。
たくさんの人が私の顔を覗き込んでいて、「終わりましたよー大丈夫ですかー」と話しかけられるも、
声が出せなくて体も動かせないのがもどかしいし恐ろしい。
そしてお腹が死ぬほど痛い。
「お腹痛いよねー?今点滴してるから、あと30分で効いてくるから!」って言われた時の絶望感。。。
30分てあーた。。。永遠やん。
そしてベッドごとガラガラと部屋へ戻り、夫と対面。
4時間半もよく待っててくれたなあ~
痛み止めが効いてくるまで喋ってくれたり、取り出したコブだらけの子宮の画像を見せてくれたりして
気を紛らわせてくれました。
主治医より、取り出した子宮は付き添いの方へ見せますからねと言われており、
夫は臓器を見るのは抵抗があったようですが私に「写真撮っといてな!」と言われ頑張ってくれました。
お皿に乗った血まみれの臓器は、スマホのカメラを向けるとお食事撮影モードになったとか。。。
原型をとどめていない巨大なコブだらけの子宮、
迫力満点。
心電図の音と光のビカビカと、足の血栓予防の圧縮ポンプの音と、しょっちゅう点滴やらを確認に看護婦さんが入ってくるので
とろとろして眠りについたり意識が戻ったりが朝まで続きました。
控えめに言って地獄でした。。