迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

110・ジャルマ![沖縄、晩夏]

2008年10月01日 | 旅する。
10月1日、今帰仁

忘れ物をしたキリンさんに靴を届けに古宇利大橋へ。

ついでに古宇利島を一周し、屋我地島で愛楽園を訪ねる。

ここは戦前からつづくハンセン病患者のための療養所だ。

屋我地大橋の奥武島側には、偏見と差別のために一度は羽地内海の無人島、ジャルマに住みついた青木師をはじめとする患者たちのことを記した碑がある。

ジャルマは風葬の地で、人骨がゴロゴロ転がっているようなところだが、
「怖くなかったですか?」
と聞かれた患者のひとりは、
「死んだひとは怖くない。怖いのは生きているひとの方だ」
と語ったという。

家族、親戚の縁を切られ、忌み嫌われ、結婚を禁じられ、人間扱いをされてこなかった苦難の日々に対し、日本政府がようやく制度を改めたのは時代が平成になってからだ。

悲しい歴史を学習したあとは、〈肉の駅がなは〉でランチ。

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2 Comments

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Unknown (なかむ)
2008-10-10 21:16:21
屋我地島にそんな場所があったとは。
知らなかった、この日記で知りました。
重く暗い歴史かもしれないけど、一度は訪れてみたい
思いました。

安易に意見したりできないかもだけど
なにか感じたりするんでしょうね。

「肉の駅がなは」なまえ聞いただけで
肉食べたくなってきた 笑
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おお。 (knym)
2008-10-15 10:35:39
なんか久しぶりです。

屋我地島、ビーチも民宿もあります。

通り過ぎるにはもったいない島です。

肉の駅がなは、マホチンが詳しいです。次は行こうね。

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