迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【沖縄・梅雨明け】021・最後かもしれない。

2011年07月08日 | 旅する。

78日 金曜日 那覇→羽田

箱に買った本や集めたパンフレット類、いろんなもらいもの、衣類などをつめる。海道具はまた月光荘に預ける。郵便局から荷物を発送し、まだ使える虫除けを月光荘に寄贈する。

〈コトブキ〉でイチくん、なっちに挨拶。
「今回は那覇ばっかりだね」
たしかに。ポン酢麺グレートにパス無料パスでチャーシュー1枚増し。

桜坂劇場で昨日行けなかった映画を見る。

《神々と男たち》(この邦題には問題がある。題材はカトリック神父たちの物語なので「神々」ではなく「神」でなければならない。唯一神なので。ちなみに原題を直訳すると「人間たちと、神と」になる。この言葉自体、信仰のかたちをあらわすので、「神々」という表現は誤訳という以上に内容への無理解を象徴する)。
さて、映画は静かに衝撃的で、重かった。人は生きるとき、死ぬときに何を基準に決断するのか。チャイコフスキーの「白鳥の湖」が暗示的。
魂の平安、居るべきところで、為すべきことを為す。

帰途、とくさんに挨拶する。なんだかすぐには来れない予感がする、と言ったら
「でも、すぐ来るでしょ」
と言われた。

公園として整備中の裏山には亀甲墓が姿を見せている。

月光荘を撮影していたら、まどかに
「どーしたのよ?」
と不審がられた。
「もう二度と来れないかと思って」
と答えたら、笑われた。まったく信用されていない。

チーママえりちゃんから「行く前に一発やろうよ!」と誘われたが、これはもちろん(一杯やろうよ!)という意味の言い間違いである。新しいまどかのごはんやさんで形式的にカウンターに座ってみる。さすがに昨日は飲み過ぎたのでウコン生搾りドリンクなるものを飲んでみる。うへっ、かなり苦い。水がないと無理。

MOONBOW〉でまぁさのチャイ。出る頃にスコール。近いから、濡れて帰る。

月光荘で雅シルバーに「三線の花」の三線楽譜(工工四)を口頭で伝える。サンダルをしまってスニーカーを履くと、「もう沖縄を出るんだな」と実感する。

ゆいレール、那覇空港、スカイマーク、19:50離陸。機内誌を読んで寝る。22:04着陸。

京急に乗って横浜へ。


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