迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[インドネシアへ]その17・

2007年09月27日 | 旅する。
9月27日 ウブド


散歩。「イバ」の西側の狭い道をずーっと北へ行く。夢のような、冗談のような、絵葉書にもないような光景がずーーーっと展開する。





緑の丘の一本道、ヤシの木が1本、遠くにはライステラス。





そのまま浮かれてスバリの村を抜け、クデワタンで南下してネカ美術館まで来てさらに南下。

1920年代のバリの写真展を見て、あまりの内容のなさに愕然とし、結局パサールからモンキーフォレスト通りを経て帰る。およそ4時間のウォーキング。暑い日中にやるもんじゃないな。


途中、またまた本を買い込んでしまう。グレゴール・クラウスが1910年代に撮った写真集、英語とインドネシア語併記のバリ島在住作家による詩のアンソロジー。

宿では、オーナーの家の内寺のオダランをやっていて、お菓子果物盛り合わせ(お供えのお下がりとおぼしい)が泊まり客全員に振舞われる。





夕方、ネットに出かけてあまりの遅さにメール読んだだけで出る。夕闇迫る街に、長い行列がやってきた。オダランのお供えを運ぶ祭列だ。夕日を浴びて正装の女たちの頭上には美しく飾りつけられたお供えが高々とそびえる。

いや、こういう形容は陳腐だな。しかし、いつも見とれることは確かだ。

閉店しようとしていた楽器屋で、ものほしそうに見ていたら、お姉さんが手招きして入れてくれた。いろいろいじってみて、なんの装飾もないスリンを買う。音が気に入った。


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