迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【沖縄さくら旅】25 工場できたてのビール、本場タコス、イカスミ汁。

2012年02月03日 | 旅する。

 2月3日 金曜日 もとぶ→今帰仁

ニクちゃんの悲鳴と大ちゃんの笑い声で目が覚める。何があったかは聞くまでもないが、今日もなんか楽しい予感。

まずオリオンビール工場見学を予約する。ニクちゃんが掃除する間に我々は散歩することに。裏道から蝶々園前に出て、海洋博公園の中央ゲートから入る。正面には伊江島。



おきなわ郷土村に入って地頭代の家へ。ここにはおばさまたちがいて、お茶と黒糖をいただく。いつもなら三線を習うところだが、先生がいなかったのか、踊りをしましょうと「安里屋ユンタ」のテープを探してくれていたもよう。

しかし、探している間にお茶も飲み終わり、時間もないので辞去して他の家々を回る。

ノロの家、本家、本部の家、王国時代の家、近代の家、与那国の家、奄美の家、高倉、などなど。立派なガジュマルもあり、これだけでもけっこう楽しめる。



さらに南へと公園内を歩く。右手には熱帯ドリームセンターが広がり、遠見台(外側に螺旋階段が巻きついた形の印象的な塔、熱帯ドリームセンターに入場[入場料670円]すれば上れる)がそびえる。俗に「バベルの塔」とか「ジブリの塔」とか勝手に呼ばれてますが。



海を見渡す素晴らしい散歩道がつづく。汐見台近くで雨が降ってきた。ここからだと南ゲートがいちばん近いが、もとぶゲストハウスに戻るにはちょっと遠回りになる。ううん、どーしよう? とまどかがニクちゃんに電話して「迎えに来て!」とねだる。

だが、ニクちゃんはまだ掃除も洗濯も終わっていないらしく、断られる。ちなみに、道に迷ったわけではなく、単にラクをしたかっただけです、はい。

このあたりの丘からは水納島を真ん中に瀬底島、伊江島がきれいに見える。天気がよければなあ。南ゲートを出て449を戻るように北上し、途中〈革人〉に寄って12時過ぎにもとぶゲストハウスに帰る。



クルマを出してもらって、オリオンビール工場へ。名護岳を回る見晴らしのいい道を上ってみるが、桜を見るのはまた別の道があるらしい。

大人なので、時間に余裕をもってオリオンハッピーパーク(見学施設がリニューアルしてこんな名前に)に到着。



見学は中国からの家族連れ、台湾からの団体と一緒になるが、案内は日本語なのであった。待望の試飲は各自2杯ずつ。のはずが、台湾の方がおかわり券をテーブルにプレゼントしてくれた。

よほどもの欲しそうに、いや、楽しそうに見えたのか。もちろんありがたくビールをもう一杯いただきましたとも。



お昼は名護市場の〈サボテンタコス〉でタコス、タコライス食べ放題にチャレンジする。ニクちゃんが一緒だと、全員が大食いモードになるようだ。



タコスは前回からさらに進化していて、大きくなった上にトルティーヤはとうもろこし100%になり、本場メキシコみたいにコーンの香りがする。これにニクちゃん絶賛唐揚げ、ポテトのニクスペシャル、生ビールでランチ。タコスは3回か4回ほどおかわりし、しめにタコライス。これだけ食べて5人分を4人で割って1075円という安さ(生ビールをのぞく。ニクちゃんには「ドライバーおつかれさま」とみんなでおごった)。

それからまどかと大ちゃんらはJAファーマーズ・マーケットでお買い物して、私は名護バスターミナルまで送ってもらい、そこでみんなと別れる。

「まったねー!」

その後、彼らは読谷の〈清天〉で琉球ガラス作りを体験し、那覇に帰り、ニクちゃんは月光荘ではるちゃんの誕生日前祝いとして貢ぎ物にされたそうである。合掌。

 

私はバスを与那嶺で降り、徒歩で結家にまたチェックインした。


今晩はいつもお世話になっている居酒屋でなつかしい面々と飲む。

枝豆にはじまり、タコ、イカの刺身、ミジュンの南蛮漬け、もずく、三枚肉、サラダ、イカ墨汁、ご飯、恵方巻きと怒濤のごとくお皿が並ぶ。いつものことだが、ここで食べて飲むのは体力がいる。


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