迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

【さくら便り】04・古典桜の里

2012年05月05日 | ただの日常。

5月5日 土曜日・こどもの日 山形県某市

天気がいい。暦では立夏。明日は雨の予報。行くか。「さくら回廊」を少し巡ってみよう。

ローカル線に乗り、最寄り駅から20分歩いて「釜の越桜」へ。連休だけあって大勢の人がいる。

樹齢800年! だがまだまだ元気、すでに満開を過ぎてなかば葉桜になっていた。後方は二世の勝弥桜、樹齢90年。このへんの古い桜はたいていそうだが、品種はエドヒガン。

こちらはソメイヨシノ、江戸時代に生まれた品種。

遊歩道に沿って歩くと「薬師桜」に着く。

樹齢1200年、その幹回りは8m、品格があると解説されてはいるが、見る人の主観によるだろう。

ここからさらに北に向かうと珍しい「御衣黄桜(ごいこうさくら)」がある。満開はまだ先だが、黄緑色の花が咲いている。葉と花が同じ色なので、わかりにくい。ちなみに個人宅にあり、案内板も設置されていないため、場所もわかりにくい。

白鷹町は「古典桜の里」、地元の人たちの保存活動が盛んで、桜の専門家みたいな人がたくさんいるらしい。

ここから街道沿いに南に歩くと、長井市に入る。

葉山神社にある「白兎のシダレ桜」は、やはり満開を過ぎていた。ここでカメラのバッテリーがきれた。ここからの撮影は携帯のカメラになってしまった。

さらに歩く。散歩をはじめて3時間ほど経過している。ちなみに、他に歩いている人はいない。レンタサイクルかクルマかツアーバスで回るのが常識なんだろうなあ。

「草岡の大明神桜」は日本で最も大きい桜、ということだそうだ。大きいことだけが価値ではないが、樹齢1200年、高さ、周囲とも他を圧する勢いを感じる。この桜の幹の洞に伊達政宗が隠れて一難を逃れた、と伝えられている。

この近くに「古代の丘」がある。なんだそりゃ? と、行ってみた。

キャンプ場に出た。中里堤という池の回りにバンガローが点在している。

一周してみた。

丘に土偶が立っていた。他に環状列石や巨大な石貨が置いてあって、もちろんレプリカではあろうがたしかに「古代の丘」である。

 ここには「長井市古代資料館」があり、縄文時代の遺跡が出土したことからここが「古代の丘」になったらしい。資料館には時間が足りなくて入らなかったが(入場無料!)、長者屋敷遺跡はのぞいてみた。

さて、帰るころに小雨が降り出した。さらに1時間半歩いて市街地に入り、買い物してからローカル線に乗る。トータルすると6時間くらいの小旅行になった。

帰り道、月が大きい。今日は月と地球が最接近した満月、スーパームーンであったか。

 


最新の画像もっと見る

post a comment