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久しぶりに海へ行った。
磯は霧に隠れていた。
干潮12時22分。
磯の上にはたくさんのタイドプール(潮だまり)ができていた。その中には緑に光るミドリイソギンチャク、貝殻を背負ったヤドカリ、イソガニなどたくさんの生き物が棲んでいる。そのまわり、海水に沈まない高潮帯から飛沫帯には、何とも変な形のヒザラガイ、雌雄を自由に変えるフジツボ、タンカーのバラストの水によって運ばれたというムラサキイガイは、ヨーロッパではムール貝だ。
タイドプールの水は潮が満ちてくるまで、太陽の光でかなり暖かくなる。その中に小さな魚が。頭の大きさ、ヒレがある位置、つぶらな目。あれはアゴハゼか?
そのハゼを狙って、釣り糸を垂らす。エサはムラサキイガイ。面白いように釣れる、子どもでも、誰にでも釣れる。
この町ではこの釣りを「バッコ釣り」といい、タイドプールを「ダマッコ」と呼ぶ。バッコとは雑魚がなまったものか。
ほんの2時間の磯遊び、ぼくの夏の海遊びが始まった。