O'kashira

うだうだ

学祭ってこんなに面白かったっけ?

2010-10-31 16:48:00 | 横浜の空の下
 何十年ぶりかで品川駅港南口に降り立った。山側の中央口は、昔からホテルがありにぎやかだったが、反対側の改札口は対照的。木造の駅舎で、乗降客は職工さんやハゼ釣りの客ぐらいしかいなかった。それがどうだ、今は大きなビルが林立し昔の面影はまったくない。
 駅前からゆっくり歩き運河を超え10分ほど、東京海洋大学があった。

 今日はこの大学の学祭「海鷹祭」をのぞきにきた。キャンパスは広そうだが、その割には学生はそれほど多いとは思えない。ご多分に漏れず大学の特性とは関係ない模擬店が並び、カラアゲだの、焼き芋などを販売している。

 この学校らしさと言えばマグロの解体ショー、干物業者のブース、そしてステージでは甲高いやかましい声、そうサカナくんのショータイム。ここの客員教授なんだって。実は彼、海洋大の前身の水産大学を目指したが・・・、なんだって。

 キャンパス内にはポンドと呼ばれている港があり、カッターや調査船が係留されている。

 この日もカッター体験が行われており、その向こう側を最新鋭の観光船が走るという面白いコントラストが見られた。
 いちばんのイベントは「水産資料館」の見学だった。普段でも一般公開しているらしいが、今回は「博物館学」を専攻している学生が学芸員として"執拗"に解説をしてくれた。これが博物館学の実習で、単位を取る為の最終実習らしい。
 あんちょこを見ながら解説してくれるのだが、いかんせん付け焼き刃は隠せない。百戦錬磨のおじさんに質問されたじたじ。
 でも、若い娘があれだけ熱心に話してくれたなんて・・・、来年も行こう。
 もし、お金と時間があったら(時間はいくらでもあるのだが)もう一度行ってみたい学校の一つだ。とっても面白かった。


 

Transit a lock

2010-10-12 18:19:41 | 横浜の空の下
 ついに、日本のロックを通過するという
カヌーツアーをしてきた。


 場所は茨城県と千葉県の県境、歌にもある潮来のすぐ南、加藤洲というところ。5,6月は観光船でいっぱいになる水路だ。この水路は幾つかのロック(閘門)を持ち常陸利根川と与田浦をつないでいる。

 まずは与田浦からツアーはスタート。

 一直線の水路を進むと最初のロックに突き当たる。入り口の扉は閉まっている。ロック手前右側にスイッチがある。スイッチと言っても印の付いた鎖が下がっているだけ。「通船要求」を引くと開いていた出口の扉がしまり、ロック内の排水が始まる。5分ほどで入り口の扉が開きはじめた。日本のロックはほとんどが電動で扉上下式。

 ロック内に入ると両側に鎖があり,これにつかまって安定を図る。今回は総勢5艇。みんながつかまったことを確認し再び「通船要求」の鎖を引っ張る。すると今入ってきた扉が下り、ロック内に水が入り始める。紐を引くと水が・・・、昔の水洗便所のようだ。ロックの内側と外側では1メートルほどの水位の差があるようだ。

 前方の扉が開いた。道路の下のトンネルをくぐり常陸利根川に出た。ここを右折,300メートルほど漕ぎ、次のロックへ。

 ここは潮来からの観光船が多く来るためか、入り口の扉にはアヤメの絵が描かれ、スイッチを入れると、♪潮来花嫁さんは~♪と音楽が流れる。ロック自体もアヤメをイメージしているのか緑と紫に塗り分けられている。
 世界広しと言えど,音楽のかかるロックはきっとここだけだろう。こうゆうの勘弁してもらいたいなぁ。

 ロックを出る。ここからは加藤洲十二橋。狭い水路に面した農家の庭先を漕ぐ。きっと昔は田んぼへ行くにも,刈り取ったイネを舟で運んだり、大切な生活道路ならぬ,生活水路だったのだろう。
 2時間の短いツアーだったが,静かな楽しいツアーが体験できた。
 次はもっと大きなロックへ行くか。