見出し画像

”気ままな…ホルン道楽”

ホルンの呼吸法を考える(3)

プルンとなる要因は、もちろん他にもいろあります。
唇のコンディション。。唇の乾き、湿り気
疲労度。。いわゆるバテ、唇の柔軟性
メンタル面。。過度の緊張、ストレス

しかし、、これらをコントロールできていても、、こける時があります。
そうなのです。
「呼吸法」に課題があるのです。
そして、ようやく解決策の糸口が見つかった…
と、いうのが、前回ブログで一番言いたかったことでした。


では、どこが問題なのか…
その説明をする前に
まずは、「呼吸」(肺呼吸)ついて整理してみます。

金管楽器奏者が演奏時に肺に空気をためるのは、言うまでもないことですが。。
その空気を少しずつ吐き出して唇を振動させ、ベルから音を出すためです。

ゆっくりと息を吐いているときは…(つまり音を出している間は)
通常の肺呼吸はできませんから、、
その間は空気をすえない状態…つまり息を止めているのと同じです。
循環呼吸という特殊な技もありますが、それさておき…)


本来、肺呼吸は、、全身の細胞への酸素供給が主目的です。
ホルンを吹くために息を吸えば、その空気は(同時に)外呼吸にも使われていますよね。

吸ったばかりの新鮮な空気の約20%は酸素ですが、、、
徐々に(肺の中で)ガス交換により二酸化炭素に入れ替わります。

つまり、ホルンを吹くために吸った空気(息)の組成は…
(肺の中では)徐々に酸素が減って、代わりに二酸化炭素が増えているということです。
ガス交換は同mol濃度ですから容積は変わらないので、演奏には影響しません。
練習と本番は…同じブレスコントロールで大丈夫ということです。


ところが、練習と本番とで…「酸素の消費量」はどうでしょうか?
どうも異なるのでは、、それもかなり…

ここが「呼吸法を考える」上での大事なポイントになりました。


昨年末の吹き納めでチャイ5のソロを録音した時、
録音前に吹いたときとは異なり…ソロの後半部で息苦しさを覚えたのでした。
これが、実は謎の解明につながりました。 (^ー^)ノ
(続きは次回)

なお、呼吸の仕組みについてわかりやすいサイトがありましたので、
ご興味ある方はこちらをご覧くださいませ。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Horn technic」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事