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唇のコンディション。。唇の乾き、湿り気
疲労度。。いわゆるバテ、唇の柔軟性
メンタル面。。過度の緊張、ストレス
しかし、、これらをコントロールできていても、、こける時があります。
そうなのです。
「呼吸法」に課題があるのです。
そして、ようやく解決策の糸口が見つかった…
と、いうのが、前回ブログで一番言いたかったことでした。
では、どこが問題なのか…
その説明をする前に
まずは、「呼吸」(肺呼吸)ついて整理してみます。
金管楽器奏者が演奏時に肺に空気をためるのは、言うまでもないことですが。。
その空気を少しずつ吐き出して唇を振動させ、ベルから音を出すためです。
ゆっくりと息を吐いているときは…(つまり音を出している間は)
通常の肺呼吸はできませんから、、
その間は空気をすえない状態…つまり息を止めているのと同じです。
(循環呼吸という特殊な技もありますが、それさておき…)
本来、肺呼吸は、、全身の細胞への酸素供給が主目的です。
ホルンを吹くために息を吸えば、その空気は(同時に)外呼吸にも使われていますよね。
吸ったばかりの新鮮な空気の約20%は酸素ですが、、、
徐々に(肺の中で)ガス交換により二酸化炭素に入れ替わります。
つまり、ホルンを吹くために吸った空気(息)の組成は…
(肺の中では)徐々に酸素が減って、代わりに二酸化炭素が増えているということです。
ガス交換は同mol濃度ですから容積は変わらないので、演奏には影響しません。
練習と本番は…同じブレスコントロールで大丈夫ということです。
ところが、練習と本番とで…「酸素の消費量」はどうでしょうか?
どうも異なるのでは、、それもかなり…
ここが「呼吸法を考える」上での大事なポイントになりました。
昨年末の吹き納めでチャイ5のソロを録音した時、
録音前に吹いたときとは異なり…ソロの後半部で息苦しさを覚えたのでした。
これが、実は謎の解明につながりました。 (^ー^)ノ
(続きは次回)
なお、呼吸の仕組みについてわかりやすいサイトがありましたので、
ご興味ある方はこちらをご覧くださいませ。
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