McGard マックガード MCG-76030 ナンバープレートロックセット M6X20 MCG-76030 | |
クリエーター情報なし | |
マックガード |
マックガードというアメリカの有名どころによる自動車用ナンバープレートロックボルトです。
四輪車用ですが、もちろん二輪車にも使えます。
これに限ったことではないですが、二輪車向けのナンバープレート盗難防止用のセキュリティボルトって片手落ちが多いです。通常二輪車はナンバープレートを通してボルトとナットで留めますが、当然ボルトだけでは役に立たないのです。ボルトがどんなに回しにくくても、ナット側がいくらか緩めばあとはどうとでもなるものです。
四輪車用のボルトに二輪車用のナットを求めても仕方が無いのはわかっているのでいろいろ探してみたのですが、セキュリティ・ブレイクナット等の製品は取りつけ後に乗り換えやナンバー変更、破損修理のための交換等で必要に応じて容易にはずすことが出来ないため、私的にはアウトな製品しか見つかりませんでした。
専用工具があれば容易にはずせるという触れ込みのものもあるんですが、その専用工具が三万円もしたりとか、正直そこまでの価値は見いだせませんでした。
そもそもセキュリティボルトとして売ってるものがセキュリティ・ライセンスボルトの様なただのトルクスだったり、SUSナンバープレート固定用キャップボルト&ナットセットの様なヘキサゴンだったり、セキュリティ.ボルトの様にボルトを不正に回すのはほぼ不可能でも対になるナットが無かったりと、片手落ちの品物が多いのです。特にトルクスとかヘキサゴンとか、これが盗難防止?と鼻で笑いたくなるレベルです。安物のトルクスとか、アストロプロダクツあたりで一山いくらで手に入るじゃん。
JCCロック? あんなもん整備屋的にはまったくもってアウトです。だいたい防御が強固であることと製品として出来がいいことは別もので、JCCロックは防御は強固なもののはずせませんからね。
スズキの軽自動車なんかはナンバープレートを取り付ける箇所の裏側にバンパーをフロントメンバーに固定するためのクリップの取り付け部があるのですが、JCCロックでナンバープレートを固定してしまうとおちおちバンパーをはずせなくなります。さらに悪いことにスズキの軽自動車はナンバープレート取りつけ箇所の裏側の開口部から工具を入れてクーラーコンプレッサーのベルトのテンション調整を行う構造になっており、ナンバープレートがはずせない場合バンパーを丸ごと取りはずしてコンプレッサーを剥き出しにする必要があります。
そのくせバンパーをはずそうにもクリップが邪魔になるという三連コンボです。
二輪車用のナットとしては、二輪車用JCCロックだけがまあまともな製品だと思います。ただ、あれはボルト側を再利用可能な状態ではずすのが難しいので使えるのはナットだけですが。
職場で板金修理もやってる関係上JCCロックは時々はずすのですが、アレ嫌いです。バンパーにつけてあってバンパーごとはずせるタイプならともかく、MRワゴンみたいにバンパーを通して車体に共締めにしてあるととてもめんどい。
一番いいのは、鉄板にナットを二個溶接したものを裏側につけることです。重要なのは二個のナットを個別に廻せなくすることで、ボルト側からしか操作出来なくすることなので。
で、相方として見つけたのがPOSHのナンバープレートフックだったのですが、これのおかげでようやく調達したマックガードが使える様になりました。
ナンバープレートフックはボルトで留めるタイプなので、フックを切断しない限りナット側から回すことは出来ません。ボルトはマックガードでフェンダーの裏側にあるので、こちらも作業性に劣り専用工具なしで回すのは難しいでしょう。
そんなわけで、発売後十三年を経てうちのスーパーフォアのナンバーの守りはかなり鉄壁に近くなりました。
あとはあれです、ボルトを外周から掴んで回すことが出来ない様にする措置があればおよそ既製品で打てる措置は万全ですね。
まあもちろんただ単に切断工具を持ってれば別なんですが、ナンバープレートを盗もうとする手合いの持ち物などいいところ3番のドライバーと10ミリのラチェットハンドルが関の山でしょう。トルクスとヘキサゴンレンチも持ってるかもしれませんが、金属鋸を持ち歩いているとは思えません。
ナンバープレート泥棒は、こんなめんどくさいものよりそこらのほかのバイクのナンバープレートを盗む方を選択するでしょうから。
無限のナンバープレートボルトの、所謂フジツボが流用出来ればいいのにと、今検討中です。ボルトはただのヘキサゴンだからいらないけど、マックガードってこういうパーツとか、ボルト部分が陥没してるナンバープレートホルダーと組み合わせることでほぼ鉄壁の守りになるんですよね。アンチネジザウルスというか。
ちなみに四輪用を買わなくても、スズキの純正品であるみたいですね。あとから知りました。
あと、外車用の奴は全長が違います。プジョーとかナンバープレートステーが別にあって、通常の長さのナンバー用ボルトだと裏側のバンパーにめり込んでしまうのです。
ちなみにいろいろあって、裏側に所謂フジツボをつけてやりました。これでねじザウルスの先端を捩じ込んで無理矢理にボルトを廻すのはかなり難しくなるはずです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます