今ゴールドコーストに来ています。
GCはやっぱいいところですね。
あったかいし、海は綺麗だし。
いいよね~。ビーチのすぐ横にコンドミニアム。イアン・ソープが住んでます。
冬(6月ね)でもこの陽気。たまりません。ビクトリア州から来てるおれからしたら、
天国だね。ビクトリアは毎朝1度あるかないかだもん。
で、セールですが・・・・
いい馬みっけました
アドバルーンというダーレーの種牡馬の仔馬なんですけど、
見た瞬間「うお!」って思って、ずっと見てたんです。
そしたら、Anderson Bloodstock.LLCのボスのフィリップが話しかけてきて、
「お前、この馬好きか?」って言うんです。
「めっさええうまじゃん」って答えた俺。
実際かなりいい馬で、何気なく目の前を通り過ぎただけで、
「あれ?」って思いましたからね。
アドバルーンっていう種牡馬は、ダンジグっていう大種牡馬の後継で、
かなりチビなんです。よくできたダンジグの後継種牡馬はみなチビー太で
アドバルーンも背丈15.3ハンドのチビ助です。ねずみみたいな馬です。
ですから、この仔馬がチビ助なのはお父さんゆずりなのです。
それがわからん人にはただの「チビ馬」にしかみえないでしょうけど、
見る人がみればわかるんです。
少なくとも、ダンジグの特徴を知っているおれはこの馬を「いい馬」だと思いました。
フィリップもダンジグの系統のファンで、チビでいいんだって熱弁してました。
実際、この仔馬は本当にいい体つきで、最低でも3万ドル、いって5万ドルと
か思ってたんですけど、結果は5万2千ドル。しかもビットしたのはしょうみ
二人です。この馬のよさを理解できる、それでいてどうしてもこの馬
をほしい二人のバイヤーがガチンコで競り合って、特に3万2千ドルからは
千ドル単位で一騎打ちでした。3万2千から5万2千までは見ごたえがありましたよ。
5分以上かかって、ようやく5万2千で落札です。
アドバルーンのこの仔馬が交配されたとき(3年前)の種付け料が2万ドルですから、
5万2千は上上の結果だと思います。実際、オークションの後でフィリップと
話しましたけど、終始笑顔でニッコニコでした。よかったね、フィリップ。
フィリップの牧場はわりに僕のいるの牧場から近いので、今度遊びにいかせてもらう
約束を取り付けました。なんにせよ、いい値段で売れてよかった。
ほんと、いい馬ですよ。