今朝のニュースで、あの有名な三毛猫の「たま」駅長が亡くなったことが大きな話題としてとりあげられていた。
私も時々、ニュースなどで「たま」駅長のことは聞いて知っていたが、実際に見に行くほど興味はもってなかった。だが、今日のニュースを聞きながら、「たま」駅長がいかに有名な存在だったのか改めて知ることができた。
過疎と赤字で悩む和歌山電鉄の貴志川線を一躍有名にし、ローカル線の救世主として登場した、三毛猫駅長の「たま」は本当に多くの人に愛され可愛がられたと思う。世の中に沢山の猫がいるし、様々な所で猫を主役にし、イベントや町お越しなどを企画しているが、これほど有名になった猫は最近では本当に珍しいことだと思う。
その人気の理由はいろいろあると思うが、私は当時、長引く不況のなかで人間関係がなんとなくギスギスしている時に、それこそローカル線復活のキャンペーンで登場した「たま」の姿が人々の心の癒しになったのと、その人気のおかげで実際に乗客が増加し、和歌山線を復活させた功績が大きく、それがまた、マスコミを通して全国に知らされたからだと思ってる。
もう一つ私が驚いているのは、世の中に本当に猫好きの方が多いということだ。でなければ、いくら「たま」の登場で人気が出たとしてもローカル線を復活させるほどの変化をもたらすことはできなかったと思う。
そんな人気者の「たま」が亡くなり、これから次の駅長がどうなるか心配だが、いい後継者が出てきてまた、地域活性化のヒーローになってほしい。
また、動物の人気で地域が元気になるのは大いに結構だが、世の中をもっとよくする人間のヒーローがでてきてほしいと願うのは私だけだろうか・・・
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