大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

本気の火おこし

2007-08-02 23:45:56 | 07年度
4つ目のプログラムは火おこしです。
先日の班ごとのキャンプでは、火の付け始めは新聞紙を使いましたが、
ちょっと上手くやれば薪を割ったりの必要もなく、
言ってしまえば初級編です。


今回はタイトルにもありますがちょっと本気。
薪のみでの火おこしに挑戦です!
焚き付けはナイフで薪を細かく削り、 鉈(ナタ)で太い薪を割りました。


 
使い慣れないナイフや鉈、マッチにちょっと悪戦苦闘、
なんとなく手つきがサマになってきたのはもう殆ど終了間際・・・。


 
その他にも薪の組み方やマッチの上手な使い方などなど・・・、
大人も知らない火おこしの技術やちょっとしたコツを教えてもらい、


その後は恒例の焼きマシュマロ!
しかし!今回の焼きマシュマロはちょっと違う!
事前に「炎=エネルギーではない」「熱がモノに火を通す」など
を教わっていたために、
直火で真っ黒コゲ・・・という子は殆どいませんでした。

見よう見まねでのトライでしたが、
みんな上手に良い火をおこすことができました。
これでチャレンジプログラムで火おこしがあってもバッチリ?!

久恒 博和 (ボーボー)

雨だからこそ!添別ブナ林

2007-08-02 22:43:40 | 07年度
選択プログラムプレゼンテーションの時点で今日は雨とほぼわかっていました。

「雨だからこそ!見えるものがある。出会えるものがある。
添別ブナ林へ行こう!
雨が降ると滑らかなブナの木肌を筋のように雨が流れるのです。
その光景は、、、素晴らしい!
添別ブナ林は若いブナ林ですがすがすがしく
自然を本当に近くに見て触って感じることが出来る場所です・・・」

と、昨晩子どもたちにプレゼンテーションをしました。

午前と午後の2回に分けて、12人の子と歩いてきました。
虫眼鏡をもって森を見てみると、
ミクロの世界がひろがっていました。

セミの抜け殻を集めたり、羽化しているセミも見つけました。
ぶなの葉っぱや肌をよ~く見たり、
「私の木」を探したり、

  

午前中はそんな風に森をじっくり楽しみながら歩きました。

午後は、木登りにも挑戦!
みんな子猿のように登っていました。

 

「さぁ、そろそろ進もうか」と思っていると、、、
一気にザーっと雨が落ちてきました。
加えて、雷も鳴り始めました。

子どもたちと進むか、戻るか検討した結果、「行こう!」ということになり
求めていた「雨の中のブナ林」を十二分に堪能しました。
みんなで濡れ鼠になりながら、
ブナの木肌を流れる雨水を手にたっぷりと受け止めました。

しかし、、本当に驚くほどの雨でした。
雷の光と音は怖かったなぁ
みんな、よく頑張った!!

《間村奈未子(まむ)》


カヌー

2007-08-02 21:39:18 | 07年度
たーぼです。

本日午前、午後と2本行なわれたカヌープログラムは、黒松内をとうとうと流れる朱太川をかなりエキサイティングに流れました。

午前中は小さな6名の女の子で、「濡れるのやだぁ」「絶対濡れなきゃいけないの?」と言う声が多かったので、大人しいカヌーになるかな?と思いながら「カヌーのあいさつは水の掛け合いだぁ!」と乗船早々に全員に水をかけると、一気にスイッチが入ったようで、水の中に飛び込み川を流れたり、最後のゴールまで競争したりと、なかなか気合の入ったカヌーとなりました。


午後からは一変して男の子5名と女の子2名。大量のカッパ(カヌーから降りて他のカヌーを転覆させる人)が現れ、転覆の嵐となりました。私もあえなく捕まり、転覆していると熱帯雨林のスコールのような前も見れない猛烈な雨が降り、雷もなり、川に入ったまま、人生2度目くらいの大雨を体験しました。

朱太川はもともと水かさも少なく、短時間で一気に増水することはないのですが、それがわかっていても少し恐怖を感じるくらい、ものすごい雨でした。


午前も午後も予想以上にエキサイティングし、ただ今、私の腕、肩は鈍い痛みをのこしています。久しぶりに本気でカヌーで勝負をした1日、ものすごく楽しかったです。

ちなみに私は明日もカヌーです。今日のリピーターも多く「明日はぜったいたーぼのカヌーをチン(沈没のチン)させてやる!」と挑戦を受けているので、明日も本気の一日になりそうです。


<黒松内ぶなの森自然学校 鈴木剛充>

旧道探検隊

2007-08-02 19:42:40 | 07年度
選択プログラム1日目。天候とにらめっこしながらの3日間となりそうです。
旧道探検隊は、日本海に面した国道の旧道探検にでかけました。3Kmと4Kmほどの大きな長~いトンネルが2本、3年ほど前だったでしょうか、作られたので旧道が閉鎖となりました。 その一本をまず踏査。

     

上記写真の背景の岬が、雷電の弁慶の刀掛け岩です。 北海道道南の日本海側には義経の北上伝説が残っており、寿都から岩内にかけての海岸線にも弁慶の名前がついた銘石があります。そのひとつです。この岩の裏側が現・新トンネルの出口なのです。

                   

刀掛け岩の一つ手前の小さな岬からが難所でしたぁ!! ロープを出して深い磯を泳ぎ渡り、岩場をロッククライミングのように降りたりしましたが、ついに波が高くなり、雲行きもあやしくなったので、刀掛け岩を見上げる小さな入り江で退散。
 入り江にある洞窟を見ることはできませんでしたが、晴れた日であれば泳ぎながら岩を伝いながら抜けることはできそうですが、今日以上のアドベンチャーとなるでしょう。 帰りはみんな口数が少なかった・・・結構、緊張していました。



雨が降りそうなので屋根のある覆道に戻り、昼食をとることにしました。当然、車が来ない道路の上に、海から拾ってきた流木を集めてかまどを作り、海水だけの鳥の水炊き。新ジャガやカブ、タマネギを入れました。

途中から大粒のどしゃ降り・・。 気が付くと傾斜のある旧道路の上から(写真手前)雨水がたき火に押し寄せて来て、パニック!!  「堤防、堤防作れ!!」とせっかくの乾いた薪を積み、必死で火を道路中央に移しました。 とんだ災難も乗り越えて、できた水炊きは旨いのなんの!! 

この後、雷雨に遭い 這々の体(ほうほうのてい)で車まで帰ったのでした。

適度に(子どもたちにとってはかなり?)刺激のあるミニアドベンチャーでありました。