高い所から地上を見渡すとあらゆる景色等の情報があなたの目に飛び込んできます。
もしそれを情報化してPCに記憶させたら?
高いビル・低いビル・窓のカーテン・洗濯物・人影...
いくら記憶容量が大きいPCでもハードディスクがパンク!
そのために彼方の頭脳は無意識のうちに素早く必要なものだけをセレクトして一部を記憶させます。
その時に何を記憶させるか・・・これこそAIには設定不能な有機物に与えられた能力ですね。
生まれたばかりの赤ちゃんにとっては全ては初めて見るもの。
子供にしても初体験程インパクトの強いモノは無いでしょう。
初めて見た雪景色などは感動と共にいつまでも記憶されます。
ただ様々な体験・経験を積んだあなたは「ああ昔XXで見たものと同じだ」
昔を思い起こすことがあっても感動は薄れてきているのでは?
無意識における記憶力が作動しにくくなっているのかも..
知識と経験が災いして記憶作業が弱くなっているのかもしれませんね。
「まあいいか」で済む人はそれでも良し。
「ちゃんとしなければ」と思えばメモを取る癖をつけるだけ。
記憶力を記録する事でカバーすれば良いのですから。
さいわいスマホの能力も高くなりMEMOからその事象を検索する事も可能。
彼方の能力が落ちたのではなく、あなたが無意識下で忘れても「まあいいか」と思ってるだけなのですから。
そもそも記憶力とは、「物事を忘れずに覚えておき、必要なときにその情報を取り出せる能力のこと」
自分の意思だけで選択したりコントロールしたりすることは困難です。
記憶は、主にその保持時間によって「短期記憶」と「長期記憶」の2種類に分類されます。
時間が経つと消えてしまうのが特徴です。また、消える前に繰り返して記憶を強化した場合は、長期記憶に移行すると考えられています。
買う物を思い出し、メモ用紙を出すまでの間覚えておく
駐車場で駐車番号を覚えておいて精算機へ移動して精算する
ちょっとパソコンの切り取りやコピーと同じ感覚ですね。次のアクションを起こすとその記録は上書きされてしまいます。
長期記憶は、定着すると忘れることはなくほぼ一生残る記憶です。容量が限られている短期記憶に対して長期記憶に容量の制限はありません。
ハードディスクに蓄積された情報みたいですね。人間の外傷によるハードエラーで一部が破損されない限り蓄積されるようです。
長期記憶は思い出そうと意識しなくても視覚的・聴覚的な手がかりによって働きかけることで自動的に出てくる記憶で、以下のようなものを指します。
行き慣れた場所への道順
自転車や自動車の運転の仕方
好きな野球チームの選手の名前
事故の記憶
感覚過敏
過去のトラウマを引きずりやすい
フラッシュバックを起こしやすくPTSDの原因にもなる
※ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)の人はずば抜けて記憶力がいいと言われます。
ただ逆にモノを創造したり企画したりする事は苦手なようです。
例えば物忘れの酷い偉人として有名なのがアインシュタイン(20世紀最大の科学者)
言葉をしゃべり始めるのが遅く、母親は発達障がいがあるのでは、と心配したとのこと。
有名な逸話に下記のようなものがあります
汽車の中で、車掌が「切符を拝見~」と見回りに来ました。
アインシュタイン「車掌さん、困ったことになりました。どうも切符を無くしてしまったようです」
車掌「あぁ博士!あなたのことは良く存じ上げています。切符はイイですヨ。ご安心ください」
アインシュタイン「いや大問題です…。切符がないと、自分がどこで降りたら良いのか分からんのです…」
記憶力に自信がなくなったらメモをとる癖をつけましょう。
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