東ティモールのコーヒーを愛飲し、
彼の地の造形に心魅かれている昨今です。
この扉、取っ手の「ヤモリ」の文様の見事なこと!
10センチ以上もある分厚い一枚板から削り出しています。
燻されて黒くなっているので、室内用の扉と思われます。
室外で風雨にさらされ、風化した<白っぽい系>のものは、
現代の空間に収まる良さがありますが、
最近の私は、<黒々系>に、
プリミティブのもつ本質的な力強さを感じています。
東ティモールは、2002年にインドネシアから独立したばかりの国です。
このような扉があった、いくつもの古い集落は、
独立戦争で焼け野原になってしまったそうです。
(153センチ×67センチ)
<売約済みになりました>