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今までインドネシアのイカットに惹かれることはなかったのですが、
これは、渋くて枯れていていいですね。プリミティブな文様が何とも魅力的です。
スンバの人々の信仰と精霊の世界を見ることができます。
上段と下段には、首狩りの首を飾っている首架文が。
20世紀初頭まで部族間の闘いで首を刈る風習が残っていました。
生命の樹の左右には亡くなった人の魂を案内する鶏の文様があり、
生命再生の象徴である蛇文様も。
19世紀にさかのぼるオリジナルのイカットはごく稀です。
本品は1970年の日本万博インドネシア館の展示品と聞いています。
(約113×240センチ)
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