知ってる人は知ってるだろうが、つのだじろう作画の横溝正史モノがある。
こんな金田一耕助はイヤだ(爆
メガネにちょび髭、スーツと言うワケの分からん格好の「あっちゃいけない」金田一耕助がつのだじろうのデザインによるモノだ(笑)。
これ、オリジナルは角川映画の公開(1977年以降)に併せて富士見書房から出た描き下ろしらしい。
と言うのも、当時は角川はマンガの出版をしてなかったんで、子会社の富士見書房に出させたわけだな。角川は昔から「メディアミックス」「ブロックバスター」を仕掛けてたわけで(発案は当然角川春樹だ)、やってる事自体は昔から変わらん。
ただ、当時は角川と富士見の関係を知ってる人ってのはあまりいなかっただろうから、このマンガの存在自体はあまり知られてなかった筈だ。
富士見書房はマイナーもマイナーな出版社だったんだよ。
僕はつのだじろうの「八つ墓村」を読んだ事があるが、最後は金田一耕助が「霊魂の存在を力説する」と言うオチで、さすがに「金田一がこれはないだろ・・・」と呆れ返った事を覚えている(笑)。
設定的にも「こんな金田一耕助はイヤだ」だった(笑)。