2023/3/25に「その着せ替え人形は恋をする」の最新巻、第11巻が発売された。
正直言うと、9巻冒頭の「喜多川海夢太る」と言うエピソードからこっち、中だるみエピソードってカンジだったけど、「市販既成品を用いた」棺コスプレ、は11巻でやっと終わった、ってカンジだ。
新キャラ「アキラ」登場、そしてアキラの秘密、とか色々明かされた本巻だけど、やっぱ全般的には中だるみ、って印象だ。乾姉妹のキャラも掘り下げられた、とか色々あるけどね。
ただ、このテのキャラ周りのエピソードってのは「オタク趣味を持ってるヤツら」には割にフツーなんじゃなかろうか。親との衝突、将来への不安、とかさ。さして珍しくもない。
いや、言っちゃえば、「オタク趣味に限定する」必要はないんだよ。何にせよ「何かにのめり込む」となると周りと歪が出来て、親と衝突したりして当たり前なんだ。
だから人に拠っては「色々と共感するエピソード集」なのかもしんない。多分な。
でも僕は「当たり前の現象だろ?」「そんなモンじゃね?」っつーんであんま共感しようがねぇわけだ。この辺も個人的な性格の問題だと思うんだが、感心は特にせんかったわけだ。

むしろ、12巻以降の方が面白くなりそうだ。今までは新菜は「海夢がしたいと言うコスプレ」に関わってきたが、今度は「新菜が海夢に"させたい"コスプレ」がネタになる。
3巻分くらいの「中だるみ」エピソードが終了した、んで、むしろ今からのエピソードに期待したい。

余談だが、次コスプレになるハニエルが出てくる漫画の原作者は「自作品のアニメ化は嫌」だと言う設定だ。
「そんなヤツいんのか?」とか思うかもしんないが、ぶっちゃけ、聖悠紀(既に故人)を思い出した。
そんだけ。