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マハロ船長の航海日誌2

「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての出航」

2022/9/25
バンドフェットの共同オーナーになって初めて出航してみました。
できれば一番初めは無風もしくは微風下でダブルハンドで出入航の練習をしたかったのですが、そういう機会にはなかなか恵まれずウズウズするばかりだったのですが、諸磯の泊地に何度か通ううちに分かってきたことは、多少風があっても湾のドン詰まりのこの位置ではそれほど風は吹かない。特に北寄りの風の時は、地形の関係でマストトップの風見は北西を指していても、海面は逆方向に吹いたり、風が息をすることがあるので、風が止まった瞬間を狙う余裕は十分ある。・・・ということがだんだん分かってきました。

そして今日もまさにそういう風が吹いていました。
T島氏不在でシングルハンドとはなりますが、これからだってそういうケースは多いでしょうから、頭の中で何回もシミュレーションしてから、やや風が落ちてきたように思える12:00頃に思い切って出航してみました。


「案ずるより産むが易し」の諺どおりに、解らん(解纜)作業はうまく行きました。ホッ!

湾内から出ることなくUターンして、今度は入航。
重さ3トンのヨットはプロペラをニュートラルにしても十分に行き足がついて、何の問題もなくできました。
そして舫うことなくそのままもう一回出航。これも問題なし。
もう一回湾内をUターンし、・・・その後ちょっと問題発生したのですが、まもなく解決して、・・・入航(船掛り)も問題なし。


バウ側とスターン側のアンカーから伸びるロープの重さに手こずるも、力任せに引っ張って固定。筋肉痛なり。

初の出航をシングルハンドで出来ました。
一回でも成功体験があれば、次はもっと上手にできると思います。油断大敵ですが・・・。

ところで、>その後ちょっと問題発生したのですが、まもなく解決して
と書きましたが、
実は帰航時、急にエンジン停止してしまったのです!
湾内なので、ヨットクラブの管理人さんに電話してレスキュー頼もうと思ったら、スマホが熱をもって使えず!
もともとセーリングするつもりがなかったのでセールを揚げる準備をしていないので帆走もできず!
仕方なく一番近くのヨットまでボートフックを櫂にしてえっちらおっちら漕いで近づくことにしました。そのヨットの人には管理人さんへの連絡を頼み、もう一艇の人はテンダーで駆け付けてくれました。
結局、風で流され京急マリーナの桟橋に流れ着き、京急マリーナスタッフの人も駆け付けてくれました。
ヨットクラブの管理人さんもボートで来てくれました。
プロペラに何か絡めたかと疑ったのですが、それは大丈夫でした。

エンジンを再始動したところ、すぐにかかり、そのまま泊地に戻ったのでした。
管理人さんが伴走してくださり、万が一またエンジンが止まったとしても大丈夫な体制でしたが、お世話になることなく船掛りするまでエンジンは動いてくれました。

後刻、元オーナーに問い合わせたところ、以前ウォーターポンプからシリンダーヘッドに入る配管の詰まりによる加熱によりピストンが膨張してシリンダーとの隙間が小さくなり、その抵抗により回転数を下げるとエンジンが停止してしまうというトラブルがあったとのことで、今回も同じ原因ではないかとのことです。エンジンを停止してしばらくすると温度が下がり再スタートが可能になったという現象も一緒です。

予定はしていたことですが、やはり早期のオーバーホールが必要なのでしょう。

そういうことで、エンジントラブルという心配事はあるにせよ、ヨットにおける最大の難関と言っても過言ではない泊地からの出入航(解らん~船掛り)には自信がつきました。今後もロープをプロペラに巻きつけたり他のヨットにぶつけたりという事故は無いよう安全運航していきたいと思います。



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コメント一覧

マハロパパ
カズさん
湾口まで行くと外海の様子が見えるのですぐに引き返しましたが、それで良かったと思いました(笑)
湾奥にいると、北寄りの風は分からないですね〜。帰り道の三崎口駅あたりでは結構強い風だったので、ちょっと驚きました。
カズ
25日(日)外は結構いい風、NNE18kn、ガスト20近くあったんじゃないのでしょうか?諸磯は、Wっぽいときしか風見えません。京急のナツメヤシ?のザワザワ感、外海の色、漁船の出入りで風を判断しています。この日は、僕も一人だし城ヶ島回って帰るつもりでしたが、剱崎過ぎると保田まで、17knくらいの軽い上りでチョ〜気持ちよく、気づいたら保田まで来ちゃってました。結局朝帰りでした。
マハロパパ
波浪丸さん
実用的アドバイスありがとうございます。そのとおりだと思います。
市民ハーバーはテンダー代わりに通船?が運航されていて、便利ですね。諸磯も大人数だと管理人さんが通船出してくれます。
ところでYCC時代は、沈みそうな筏?のポンツーンで、あれはあれでスリルありましたね😁
波狼丸
諸磯なのですね!
市民ハーバーも同じく沖舫なので、苦労はよくわかります。
数をこなして慣れてください。基本は風と行き足を見て、風上の舫を素早く掛ける事ですが、フェアリーダーなど後にして、取り敢えず舫をクリートに掛け、船を止めてしまえばこちらのものです。舫を引く時はゴムびきの軍手などを使用するのも効果的です。
行燈入道
発出航おめでとうございます。
港の環境に適応し、風を読むの大変ですね。
しかしパパさんならば、たちまち習得する事で
しょう!
しかし初めからエンジントラブルとはハラハラ
ドキドキでしたね。早期にメンテナンスを施
して、万全の大勢でまたクルージングを楽しん
でください。
ポッキー
前の艇リベッチオとは同じメーカーで同じ設計者のヨットですが、船体が4ft大きくなると船の惰性や風の抵抗が全然違うのでしょうね。
そしてもやいロープも太く重くなり、セールアップ等も大変かと思いますが、その分理想の内装と荒れた海での安定性が違いますよね!
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