Trade winds ・・・日本語で貿易風。日本では昔は恒信風とか定風とか言ってたらしいですが、今はTrade windsを直訳した貿易風と呼ぶようになってます。
しかし、Tradeというのはもともと貿易・売買という意味ではなくて、進路・経路といった意味合いだったのが商船におけるTrade winds(=偏東風)の重要性が認識されることで次第に foreign commerce (外国との商業的取引)と同じ意味を持つようになったそうです。
(拝借画像)
我々の艇の名前はAlizéと言います。フランス語で貿易風という意味です。
イタリア語ではAliseoが貿易風になります。
ドイツ語ではPassatが貿易風ですが、VWの車種にありますね。(ちなみにVWゴルフは、芝刈り遊びのゴルフではなく、ガルフストリーム=メキシコ湾流のことだそうです。この海流も貿易に重要な役割を果たしてます。)
フランス語もイタリア語もドイツ語も「常に」とか「一方向に」といった語源からきています。
イタリア語ではAliseoが貿易風になります。
ドイツ語ではPassatが貿易風ですが、VWの車種にありますね。(ちなみにVWゴルフは、芝刈り遊びのゴルフではなく、ガルフストリーム=メキシコ湾流のことだそうです。この海流も貿易に重要な役割を果たしてます。)
フランス語もイタリア語もドイツ語も「常に」とか「一方向に」といった語源からきています。
(拝借画像)
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・・・ということで、「貿易風」というのは"偉大なる誤訳"なのですが、学術的に正しい「熱帯偏東風」では味も素っ気もないですね。
貿易に重要な役割を果たした熱帯偏東風を貿易風と呼ぶことで帆船時代(大航海時代)の歴史を記憶に刻むことは無意味ではないと思います。
我らがAlizéが、貿易風を追っ手に受けて帆走するチャンスはないと思いますが、もっぱら相模湾に毎日のように発生する海陸風を受けて帆走を楽しもうと思います。
2023/12/25 メレ カリキマカ!