今年の夏は暑かった。・・・と、過去形で語るにはまだ早いですね。今年の夏は暑い!と現在進行形で語るのが正しいと感じます。
私の住所地ではあと1週間も30度超えの気温が続くようです。
・・・と、ボヤキはここまでとして、地球温暖化はもう避けられない現実として受け入れざるを得ないでしょう。
ならば、人類はどうすべきか?・・・などという大上段の話は横に置いといて、今日のテーマは「ヨットの暑さ対策」です。
キャビン内の暑さ対策はエアコン一択となりましょうが、" 電源をどうするか問題 "と、" 暑くてキャビンにこもって、出航したくなくなる問題 "がジレンマになりますねー。
やはり、ヨットの暑さ対策は日除け(ビミニトップ/オーニング/サンシェード) が正攻法かと思います。
かく言う私は、ほんの10年くらい前までは、"ビミニトップなんざぁセーリングの邪魔だ!邪道なり!"くらいのことを"ほざいていた"気がします。(懺悔)
しかし、ある夏に下田までクルージングした時のこと、暑さに耐えかねブームにシートをかけ、その後ジブ+機走にてクルージングを続けたことがあり、それ以後"ビミニトップはヨットの必需品"と転向宣言をすることとなりました。
その頃のホームポート(横浜ベイサイドマリーナ)では、30ftオーバー艇でビミニトップ設置艇は半分くらい。26ftクラスでは"ちらほら"くらいでしたかね?
その後、ビミニの設置率はどんどんと上がっいったような気がします。
さて、ビミニトップ(オーニングともサンシェードとも呼ばれます。)をヨットに設置するには、コックピットの大きさ、ブームの長さ&高さ、バックステーの有無が関係してきます。
操船を邪魔しない範囲で、なるべく広いのが良いんでしょうね。風通しも重要!
これは、リベッチオ に取り付けたものですが、ちょっと大きすぎたかな?と思ったけれど、大きくてむしろ良かったです。ブームエンドとビミニ前縁はギリギリ干渉しない程度。後縁はちょっと下がり気味ですが、それが日除け効果をアップしてます。操船にも邪魔になるようなことはなかったです。
これはハワイ(アウラニリゾート)で見つけた船。ハードシェルのビミニです。
キャノピーとの隙間(段差)は操船時の視界確保には重要です。
キャノピーの前部の開閉窓は重要ですね。窓に遮光シートのようなものがかかってます。
快適そうなコックピットになってますね。
同じくアウラニリゾートの船。センターコックピットでもスターンまで覆っていますね。
それと、木部全てにカバーをかけている所にオーナーのこだわりを感じます。
こちらもハワイ(ケワロベィスン)ですが、ヨットというより帆船といった趣の船ですが、おもいきり日陰を広く作る工夫がされてます。もしかしてライブアボード(船で住んでる)かもしれません。コックピットだけではなくて、デッキ全体を覆うのが肝なのでしょう。
こちらはビミニのカスタム制作の会社のサイトから拝借した写真ですが、やはり本当に使いやすいビミニはオーダーが良さそうです。
我らがヨット・アリーゼというと、前オーナー手作りのビミニトップですが、欲を言えばもう少し広い範囲を覆えるのが良いかな?と思ってます。壊れるまでまだ時間はかかると思うので、それまでに構想を練っておきましょう。
追記.
これは、ほのぼのした雰囲気が好きでした。(2017.6撮影)
紅いパラソルよりも、横に張ったシートの日除け効果が大きい気がします。